Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

比較症候群

2007-03-17 | 想い・雑感
ただ 今 ここに 在る
ということをそのまんま有り難いことだと
感謝することができたら いいね


何かと比較しないと
ものが見えない
というのが
人の考える癖みたいで

のどが痛くてたまらない
下痢と吐き気で苦しい
高熱をだしてきつくてきつくて

そんな状態から回復すると
当たり前に過ごせる日常が
ただそれだけで幸せに思える

きついときと比較しなくても
今在ることの幸せを感じることができたら
一生ほんわかだね

合併症

2007-03-17 | 医療・病気・いのち
病を得てそれを治療しようというとき
その目的は
自分を現状より良い状態にしようということ

でも治療には合併症や副作用の可能性がつきまとう
せっかく良くなろうと治療を行っても
別の不具合が出てくることがある

合併症の頻度もある程度数字で表すことができる
例えば胃全摘後の縫合不全などは1%未満である
と説明できる
しかし統計上1%未満であっても
その合併症が起こってしまった人にとっては
それがすべてである

アレルギー反応などほとんど報告されていないような薬でも
あくまで薬は異物だからアレルギーからショックになる可能性はある
その場合も副作用が起きた人にとっては
その頻度なんて関係なくそれがすべてである

治療を受けると言うことは
予想できない危険を受け入れておくという覚悟が必要
当然医師は
なるべく合併症を起こさないように注意するし
何か起きたときには迅速に適切に対応しようとするわけだが
それでもひどい後遺症を引き起こしたり
時には命に関わるような事態になったりすることもある
ということは知っておく必要がある
また医師はそれを可能な限り伝える必要がある

秩序への復帰

2007-03-17 | 医療・病気・いのち
遺伝子の奏でるメロディーにより
種々のタンパクが作られる
多くの要因に応じて
絶妙な生産のコントロールを行い
必要なときに必要な量作られる

高度にくみ上げられた秩序がそこに存在する

しかし体内で細胞が分裂する際に
遺伝子の配列に間違いが生じる
そのような細胞は体内から排除されることが多いようだが
生き残ることもある
その間違いがあまり細胞機能に影響を与えない部分であれば
問題ないが
分裂の制御に関わる部分だと
秩序を離れ
勝手に分裂を繰り返しはじめる

癌細胞集団の誕生だ

秩序無き細胞集団に
人為的に秩序を取り戻させようとしても
現在の医療ではまだ無理

排除するか
やっつけるか
を選ぶしかない
癌細胞が更生する道を探るという選択肢はない