乱れる心 2009-09-15 | 想い・雑感 もうじき術後2年を迎える 進行大腸がんの女性 実家がお寺との事で お盆やお彼岸などには手伝いに戻るという ******* あまりの忙しさに 終わるとぐったり 家にいたほうがずっと楽 主人が何でもしてくれるから あまり主人が良くしてくれるので 時に 「ひょっとして私の病気悪いの? 知らないところで医師から何か説明を受けているの?」 と不安になる ***** 患者さんが 何につけても ふと不安を感じてしまう心理 乱れる心を ほんの少しでも意識しつつ 診療を行いたいものだ
あきらめる 2009-09-15 | 想い・雑感 肛門癌の手術を受け 人工肛門となったかたが 外来に来られた 置いた荷物を見ると Harley-Davidsonの帽子がおいてある 「バイクに乗られるのですか?」 「え? いや 乗っていたのですが この病気をして手放しました 振動で内臓がおりるような感じがするので だけどこの時期バイクの音を聞くと そわそわ いらいら してしまいますね」 手術は体を傷つける治療 なるべく障害が残らないように 不安が残らないように心掛けていても 手術の前と後では 体調は異なってしまう さまざまな不安や体の変調を抱えながら 日々を過ごすことになる 大好きなバイクをあきらめることにもなる