それほど広くはない道路を、ご高齢の方がふらふらしながら自転車に乗っていることがある。特に信号待ちの後の走り始めなど、かなり蛇行するので危なく感じることがある。加齢とともに、平衡感覚が鈍るのだからいたしかたないが、そのことをご本人が認識しておく必要がある。
また動脈硬化で硬くなった血管は、姿勢の変化に対応できにくくなり、急に立ち上がったりすると脳への血流が維持できずに、ふらっと来たりする。
個人差はあるにしろ、ある程度の年齢になれば、どうということもない状況で平衡を失ったりすることを経験したことのある方は多いだろう。
クレヨンしんちゃんの作者も、崖の下を見ながらシャッターを切った後、あっと思った時には平衡を失ってしまったのかもしれない。きっと一瞬のできごと。私たちも気をつけなければ。
ご冥福をお祈りいたします。