Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

先のこと

2011-09-15 | 想い・雑感
あの時ああしとけばなぁ…

なんてことは誰にでもある

でももう一度その場 その時に戻っても
また同じような道を歩くような気がする

現在から 現在を知って過去を振り返るから
別の道もあったことを知るわけである


癌も末期近くになると
或る時から急に状態が悪くなっていく場合が多い
悪くなるまでは比較的よい状態を保っているので
周りの人には油断が生まれる
 まだ大丈夫だろう…   と

だから
悪くなりだすと慌てる
あそこに連れて行ってあげとけばよかった
あの人に合わせてあげたい
あれを食べさせてあげたい

多くの想いが 願いが
叶わぬことを知ったとき
あの時ああしとけばよかったとの後悔が生まれ
もっと早くこうなることを教えてくれればよかったのに
と矛先が医師に向くことがある

それは無理な相談である
悪くなり始めるのがいつなのか
そんなことは誰にもわからない
明日の事も分からぬ人間に先を見通せとは酷な話である

進行がんの方が身近におられれば
急変も含め
状態が悪くなる日が近づいているという現実から目をそらさず
一日一日を大切にかかわっていくしかないのである

これは
自分自身の人生の過ごし方にも通ずることである