Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

床ずれ

2020-01-29 | 医療・病気・いのち

在宅医療を受けている方の中には

お尻などに床ずれ(褥瘡:じょくそう)を作ってしまっている方もいる

そのケアは訪問看護師が行うことが多いらしい

 

褥瘡の中には

皮膚欠損の大きさより

内部の広がりがずっと大きいものもある

この状態では内部までの洗浄が十分できないなどの理由からか

治癒が遷延してしまう

そこで基本的には

褥瘡を覆っている皮膚を一部切開して

ポケット状になっている部分を十分露出する必要がある

 

その際切開しなければならない部分は

薄そうに見えてもかなりの厚みがあることが多く

切開による出血コントロールが必要となるので

訪問診療医からするとなかなか自宅で切開というのもむつかしいと思う

そこで切開せずにずるずると様子を見てしまうことも多いようだ

 

長引く褥瘡があるのなら

いちど引き受けてくれる病院にお任せしたほうが

良いかもしれない