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加味逍遙散 (ごろ寝漢方㉝)

2020-05-05 | ごろ寝漢方

それほど元気はなくて、イライラして不眠傾向があり、発作的に上半身が熱くなったり急にドキドキしたりするという時には、加味逍遙散(かみしょうようさん)が選択肢に上がってきます。特に訴える症状が診察のたびに変わるような人は適合することが多いようです。

神経の高ぶりを抑え、血を補うとともにその巡りを良くし、胃腸を整えて元気にしてくれます。当帰芍薬散桂枝茯苓丸とともに女性に対する三大処方ですが、男性に処方することもあります。

◎保険適応病名:体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症
:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症

 

《処方語呂合わせ(語呂合わせで、構成生薬を覚えよう)》

柴胡(さいこ)芍薬(しゃくやく)蒼朮(そうじゅつ)当帰(とうき)茯苓(ぶくりょう)山梔子(さんしし)牡丹皮(ぼたんぴ)生姜(しょうきょう)甘草(かんぞう)薄荷(はっか)

◎ カミさん、最高に癪やと相当プクリ。獅子牡丹召喚して、発火。

おかみさん(加味逍遙散)に最高(柴胡)に癪(芍薬)なことがあったようで、相(蒼朮)当(当帰)あたまにきてほおがプクリ(茯苓)。普段はおかみさん風だが姉御の本性がでて、獅子(山梔子)牡丹(牡丹皮)の彫り物が入った子分を召(生姜)喚(甘草)して、発火(薄荷)大爆発。


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