Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

因 縁 果

2007-03-13 | 想い・雑感
原因と結果は
1対1に対応しているわけではない

一つの出来事から様々な結果を生じうるし
全く別の行いから同じ結果に行き着くこともある

ある原因に
人智を越えた
様々な要因が絡まり合い
ある結果に行き着く

この様々な要因が

というものなのだろうか

今の行動が
次につながることは間違いないのだが
自分でコントロールできない
さまざまな出来事がおこる

だからひとは
精一杯のことを行った後は
祈ることしかできない

人事を尽くして天命を待つ
ということなのだろう

talor made

2007-03-11 | 想い・雑感
私たちには
見ていて見えていない
聞こえていて聞いていない
というように
感覚器官は情報として受け止めていても
自分では気づいていないことがたくさんある
つまり自覚しない限り
自分にとっては現実になっていないという面が有ると言うこと

癌というのは
一般の方のイメージに反し
なかなか症状が出てこない
症状がないから
癌と説明を受けても
なかなか得心がいかない

癌とすればかなり進行した状態になっても
ほとんど何の症状もないことは良くあることだ
だから医師からは検査結果を見せられ
どの程度進行しているかを示されても
自覚症状と検査結果とのギャップに
癌であることが現実として受け止められずに
そこから逃避してしまう
逃避する心には孤独が巣くい
ときにまやかしの情報でも
自分が信じたい情報に飛びついてしまうことがある

そうならないためには
やはりしっかりと現実を認識し理解する必要がある
その上で治療方法を選択するのであれば
治療をしないという選択肢だって当然ある
その場合は逃避とは言わないだろう
まさに人生の選択だ

医師も患者さんが治療方法を選択する過程を
援助するという心構えが必要だろう
そうなって初めて
治療方法のテーラーメード化だけでなく
もっと広い意味でのテーラーメード
個々の人にそくした医療となるのだろう

環境保全は人間のため

2007-03-09 | 想い・雑感
水平リーベボクの船…

元素の周期律表に沿って
元素の名前を
むかし 覚えた

現在わかっている元素は100個位
それが地球上に有るすべて

その地球が提供してくれる元素で
私たちの体 生命が 成立している
地球のお陰で生きている

私たちは
地球の一部にすぎない
地上にある物すべてが
地球の一部に過ぎない

地球を守る
なんておこがましい
地球に守られているのだ
地球を汚せば
人間が生存できなくなるだけで
人間の居ない地球は残っていく

太古の地球環境に
現代の生命が放り出されたら
恐らくすべての生命が瞬時に死滅するだろう
地球にとって
人類が消滅したってどうって事無い
人類なんて居ない時代の方が圧倒的に長いのだから

地球に優しくなんて厚かましい
人間にとってやさしいだけのこと

人間が居なくなればなったで
地球はちゃんとやっていきますよ

自己決定権

2007-03-07 | 医療・病気・いのち
患者の自己決定権
という言葉を良く聞くようになった
患者 の視点から見た言葉なので
患者の権利をより保証するようなイメージがある

実際そうなのだろうが
これは 当然 自己責任と一対である

何かを決定するためには
判断材料が必要だが
その材料を集めて 自己責任でもって 治療方法を決めなさいよ
ということだ

意識が高く
知識や情報を積極的に集める人には良いことかもしれないが
普通の人には
なかなかきついことであろう

当たり前に考えて
医師と患者さんでは
医学知識に大きな隔たりがある
解剖や生理、生化学その他の基礎的知識が決定的に違う
それ以前に
中学校までに習うような人体の基礎的知識だって
大人になれば当然忘れている人が多い

そんな中
かなりの時間を使って医師が説明しても
理解に大きな差が出てくるのは必然である

自己決定権

患者さんにとって
なかなか 難儀である

何もしない時間

2007-03-05 | 想い・雑感
ぼーーーーーーーーーーーーーーーっとしている時間て
どれくらいあるのだろう
1年を通じて
ほとんど無いような気がする

それってまともなことなんだろうか

休ませない社会に
毒されているのだろうか

何もせずに過ごすという事が苦手だ

意識して
何もしない時間を持った方が
より 豊かなのかもしれない

時間の有効利用こそ善
というような本は山ほどあるが
そんな表層的な How to ものなどうっちゃって
山間の清流を見に行こうか
海風に吹かれに行こうか

何との闘いか

2007-03-05 | 医療・病気・いのち
困ったことや 辛いことが
目の前にぶらさがると
つい
逃げ出したくなる

実際に逃げ出すと
その時は 良いように見えて
結局は また同じような困ったこと辛いことがやってきて
逃げ切れないことがほとんど

末期癌となったとき
その状態から抜け出そうと
戦い続ける人がいる
それも生き方だと思う

しかし半数くらいの人は
癌と闘うことが目的になっているような気がする
そして
癌との戦いに集中することによって
実は癌である現実から逃げ出している面があるような気がする

それが良いとか悪いとかの問題ではないが
戦いにばかり時間を使って
身近な人や友人との時間
自身の人生を振り返る時間 など
をもてないというのは
何か大切な事をしないままに
旅立つことになるような不安を感じる

遺伝子のコピー

2007-03-04 | 医療・病気・いのち
コピー機ができて 半世紀くらい経つらしい
最近ではその性能も上がり
実にきれいに コピーができる

しかしコピーされた物をよくよく見ると
微妙にかすれていたり
気づかない程度の線が入っていたりする

ほとんど完璧に複写しているのだが
インクの出具合や
紙の送り具合
紙側の要因その他で
誤差が出るのであろう

我々は生物である
その基本単位は 細胞である
たった一個の受精卵が分割し 分化し
我々の肉体となっている

細胞が分裂する際には
遺伝子のコピーが作られ
同一の遺伝子が分裂後の細胞にも引き継がれる
のが基本である

だから
自分の体を作り上げている
すべての細胞内には
同一の遺伝情報が詰め込まれている はずである

しかし遺伝子をコピーする際にも
誤差が生じる
ヌクレオチドの配列に違いが生じるのだ

結果
同一個体内でも
別の所にある細胞同士は
遺伝子が微妙に変わってくる

孫悟空が自分の毛を少し抜き
フッと吹くと
大勢の孫悟空が出てくる
しかし 毛の毛根の細胞内の遺伝情報は微妙に違う可能性があり
よくよく見ると
微妙に違う孫悟空達が出てきているのかもしれない


冷凍たこやき

2007-03-04 | 想い・雑感
冷凍のたこ焼きがある
レンジで温め
たれをかけて食べるように書いてある

ところが
熱した油の中に
それを冷凍のまま放り込み
揚げた後に
だし汁をつけて食べると
なかなかうまい
皮がぱりっとして 中はホクホクという状態がベスト

我が家ではときどき食べている
お試しください。

慣れ?

2007-03-04 | 医療・病気・いのち
 動物は自分にとって危険と感じる出来事から身を守ろうとする。天敵に近づかないようにしたりするのはもちろんだが、自身に毒となるようなものは、摂取しないようにする。自分にとってより心地よい場所に移動しようとする。

 人間の場合は、身体を守ることに加え、心を守る必要がある。他の動物に比べ、「考える」能力が極端に発達している人間は、そこから派生する心、情動、感情を守る必要ある。

 例えば、自分にとって耐えきれない状況から、自分の心を切り離そうとする。それが著しいときには、その状況を記憶の奥底に封じ込め、意識にのぼってこないようにしてしまうこともある。

 死が日常となっている面がある医療の現場。仕事に就き、初めて他人の死と対峙する時、やはり大きなショックを受ける。しかし、医療者はその感情に浸るのが仕事ではなく、しなければならない事があるのである。そして、死に対して、心の防護壁を作っていく。それは慣れと言うよりも自衛の策であろう。しかし、感じないのではなく、死への感情は澱のように深く沈潜してくるように思う。

ポジ

2007-03-04 | 想い・雑感
本屋で
生き方に関するものを集めた書棚の前を通り過ぎる

物事のポジティブな面を見つめよう
という趣旨の題名が目に付く

物事の良い面を見つめるというのは
大切なことだとは認めるが
あまりにポジティブを強調されると
いささか疎ましい

物事にはポジとネガだけがあるわけではなく
多面的なものである
良いところ悪いところ
美しいところ醜いところ
役に立つところ立たないところ
はっきりしないところ
などなど
単純に一つの価値基準ではかれないものなのだ

さらにはポジティブというのも相対的なものであり
ある考え方よりはポジティブでも
さらにポジティブな考え方もあるかもしれない

結局ポジティブにというのは
相対的なものであり
何かを基準にして
言い換えれば何かに囚われて判断しているのである

より心を穏やかにしたいのであれば
囚われない
ということの方が
大切だと思う

カクさん

2007-03-03 | 医療・病気・いのち
地球上のすべての生物は
DNAとRNAあわせて
たった5種類の核酸分子によって
設計されている

設計図に基づき
地球上に存在する物質を寄せ集め
一つの生命が成り立つ

人間も含めすべての生物が
この核酸分子の寄せ集めである遺伝子を
存続させるために
存在しているとの考えも首肯せざるを得ない

しかしならば
その遺伝子を存在せしめる意志とは
何なのだろうか

宇宙にとって
生命体の存在意義とは何なのだろうか

木星や土星 その他の多くの星がそうであるように
我々が生命と呼ぶものが存在しない星ばかりでも
宇宙全体にとって大きな違いがないような気がするのだが
生命体を存在させる意志とはどこにあるのだろうか

神の意志としか呼びようがないのだろうか

気力

2007-03-02 | 想い・雑感
「気力だアー」
などと 昔のスポーツ根性ドラマのようなことを
言うつもりはさらさら無いが
確かに 気力 というのは存在すると思う

元気の 気 の力である

実際に体を維持したり 体を動かしたりするときに
必要なエネルギーは 
主として 炭水化物(糖分)である

車で言えば
実際に車が動くのに必要なのはガソリンで
ガソリンを燃焼させ
燃焼の際に取り出したエネルギーを
推進力として使うわけだ

ところがそれ以前に
実際に車が動き出すためには
運転手の 
動かすぞ 
という意志が必要である

自分の体を動かす際にも
基本的には動かす意志が必要である
しかしその意志を発動させるためには
気力なるものが必要と思われる

どこにあるのか知らないが
気力が受け落ちたときというのは
体内がどこか虚ろで
何もしたくなくなる

私自身適応力が強いとずっと思っていたのだが
7年ほど前に多くの変化があり
その半年後に
2週間ほど全く気力というものが湧いてこないという経験をした

そのうち何とかなって現在に至るが
それ以来 無理はしないことにしている
ただ自分自身が気づかない無理というのも多いようで
恐らく燃え尽き症候群といわれる状態になる方は
そうなるまで頑張り続けてしまうのだろうなと思う

今の日本
栄養としてのエネルギーは足りていても
心のエネルギーを消耗し尽くすことが多いような気がする
意識してゆったり構えたいものだ
いや 構えるようではまだ修行が足りない?