大元

これが止まれば人は死ぬという
心臓の拍動と呼吸

この両者
生まれてこの方
自分の意志で調節してきたという人はまずいないだろう

まあ呼吸は多少調整は可能かもしれないが
眠っているあいだのことを考えれば
自分の意志で呼吸しているとは言えない

必要に応じて
拍動数を増減し
呼吸数を調整するその微妙さは
考えてみれば驚嘆するしかない

そのコントロールは
自律神経が行っていると聞いても
さらにさかのぼり
その自律神経を働かせている大元は何かと考えれば
不可思議としか言い様がない

荒療治？

手術といえば荒療治というイメージでしょうか

確かに体を傷つける治療ですから
荒っぽさは感じますよね

でもメスを入れながらも
なるべく負担がかからないようにと気を配る
繊細な治療方法なんです

政治家が世直しを掲げ
外科手術だ！
なんていう時は荒っぽいことを考えているでしょうから
注意が必要でしょうがね

一方見た目は静　で　優しい感じでしょうが
お薬による治療というのは
体の中にある種異変を起こす治療のわけですから
こちらのほうが手術より余程体に堪えたりすることがありますね

医療は患者さんにとって
必要最小限の術を施せば良いのであり
基本的には体にかかる負担を最小限にし
あとは本来の生命力に任せる
ということになるのでしょう
人間が意図的にできることなんて
大したものじゃないですからね
ときには何もしないなんてことが
最善の治療だったりもしますよね

Line

次から次に
いろいろな連絡手段が作られる
先日の地震の際に
Lineという通信手段が
比較的よく繋がったとのニュースを聞いた

新しもの好きの心が動き
ダウンロードをしてみた

チャットをする
というのが基本的な使い方みたいだが
反応がよいので使いやすそう

あまりメールもしないので
果して必要なツールかどうかわからないが
ちょっと遊んでみますかね

完璧？

完璧を目指したい
でも
人間に完璧なんてあり得ない

だから
少なくとも
自分が完璧だと勘違いするようなことは
避けたい

まあ
意識しなくても
不完全な自分と向き合う日々を
送っているけどね

寒さ

この数日冷え込んでいる
しかし寒暖の感じ方は個人差が大きいようで
院内でも半そでの白衣を着ているものから
長袖の白衣の下にしっかり服を着込んでいるものまで様々である

また個人においても
日により時間によって
同じ気温でも寒く感じたりそうでもなかったりということもある

20年近く前アメリカのミネソタで2年間を過ごした
カナダとの国境に面した州であり
冬の寒さは厳しかった

氷点下の日々が続いた後
０℃の日がやってきたりすると
不思議といい陽気だと感じたりする
中には半そでで大学に現れるものまでいたのには驚いた

いずれにしろ
温度変化の具合やその日の体調により
寒さに充分対抗できることもあれば
寒さから体調を崩しやすい日だってある
天気予報の予想気温だけでその日の服装を決めるのではなく
自分がどう感じるかを基準に衣類の調節をするのが大切だと思う

ちょっと待って

会議のために他院へ出張

電車の乗り継ぎのために
プラットフォームで待っていると
向かいのフォームから特急電車出発のアナウンスが始まった
そのアナウンスが終わった直後

「乗車希望の女性がホームに向かっております
乗務員さん少しお待ちください」
と別の声でアナウンス

さらに
「今エスカレーターを上がっていくところです」
とアナウンスの追加

少しすると
女性がホームに現れ
無事その列車の中へと消えていった

「では
○時●分発　特急□■発車いたします　ありがとうございました」

高々30秒程度の出発遅延と思われるが
ホッとする一コマでした

ひっくるめて

昔の出来事を思い出すとき
懐かしいなぁ・・・
と過ぎ去った時を含め侘しさを感じる面と

想い出が
今生きている私の中に甦り
思い出と共に今を生きている
過去を全部ひっくるめて
今を確かに生きている
という充実感　喜び　感謝を感じる面と
両方があるように思う

どちらも捨てがたい

ただ
過去を全部をひっくるめた思い
さらには歴史や現在の社会や宇宙や
何もかも全部ひっくるめて自分が今いる
と感じることができれば

時をひょいっと飛び越えられるのかもしれない

ポンプ

癌性疼痛に対して
モルヒネのようなオピオイドを使用することは
ほぼ認知されてきている

癌による痛みは
我慢してもなにもいいことはない
それで
痛みで夜中に目が覚めたりしないように
痛みをほぼ０に近づけるように
体を動かしても痛まないように
必要十分なオピオイドを使用する

そんな中
痛みをコントロールするために
大量のオピオイドを必要とする人が出てくる
そうなると貼り薬や飲み薬では対応できなくなる場合がある

モルヒネの注射でなくては対応できなくなるのである

ポンプをもちいてモルヒネを持続的に投与するのである
こうなると昔は退院が不可能になっていたが
最近では携帯できるような小型ポンプがあるので
それを持ったまま退院できるようになっている

もちろん訪問診療や訪問看護の手配は必要な場合が多いですけどね

前後際断

今　ここに
と思って生きていたいと思っているが
昔のことを思ったり
先のことを心配したりして
なかなか
今をしっかり生きている
という具合にならない

道元さんは
生は生　死は死であり
生から死というつながりで見てはならぬとおっしゃる
生は生としてしっかり生きろということにもつながり
今ここを生きろということにも繋がるのだろう

そういう風に
思い切れるようには
なかなかなれないなぁ

こだわり

こだわりから自由になれば
生きやすくなる

どうでもいいような事に
執着すると
生きにくくなる

ほとんどのことは
どうでもいいような気がする

どうでもいいと言っても
いい加減にするわけではなく
執着する必要はないということ

そのあたりのところ
自分の心を探ってみると
妙なところでこだわっているのに気づく

こだわらずに
朗らかに
今日を味わい　楽しく


どんどん
人生が楽しくなる

三角

三角形
三角関数
三角（みすみ）という地名
三角点
青い三角定規
三角定規
三角関係
三角巾
三角筋
三角フラスコ
…

三角という言葉一つとっても
聞いて思い浮かべる内容は
人によって
あるいは時や場所によって変わってくるだろう

とすれば同じ言葉を聞いても
人によって想起する内容が異なり
それに伴う感情も異なるというこt

同じ話を聞いても人により
思うところはてんでに違うということ

説明って
むつかしいよね

トリス

少し朝寝をして
１０時過ぎてから床を離れた

前夜のアルコールが少し残っており
頭が少し重く　ぼーっとする

外は雨模様
のんびり時を過ごすこととし
洗面し
コーヒーを飲んだり　新聞を読んだり

じわじわとアルコールが抜けていくのを
はっきりと感じる

昔トリスウィスキーの宣伝に出てきた
アンクルトリスは
飲むほどに顔が下から順に赤くなっていたが
その逆に
アルコールが抜け顔の赤みが上から順に消えていく
といった感じだろうか

一緒に風邪も出て行ったようで
夕方には随分体調がよく
元気が出てきた

飲み過ぎ

久しぶりに
乗り過ごすなんてことを
やってしまいました～^_^;

飲み過ぎ注意ですね…

忘年会

この時期
昔ならば週に２～３回
11月から12月にかけて10回近くの忘年会をこなしていたが
今や病院内での忘年会の数自体が
随分少なくなった

私自身の酒量も減ってきたので
丁度良かったような気がする
考えてみれば時に随分無茶な飲み方もしていたような気がする

人と一緒に大騒ぎをするのは痛快だし
心が晴れ晴れとするのだが
やはり過ぎるとあとで却って元気を失うようだ

逆に一人で籠っていては
いろいろなめぐりが悪くなり
心身の調子が悪くなるような気もする

時に飲み会に参加し
ほどほどの酒を飲み
無闇にはしゃぎすぎない
というのが年相応になってきた

では
行ってきます

淡々と

外の空気は冷たいが
廊下の窓ガラス越しにやってくる陽光に
身も心もほっとする

心地よいのは
程よいぬくもり

そんなぬくもりを感じることのできる
心のありようを持っていたい

感覚をとおして心の中に入り込んでくる
様々な事象に惑わされず
泰然自若としていたい

やわらかく受け止め
やわらかく生きていたい