浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「心行の解説」より。

2014-02-05 00:57:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

           ~ 恩師の「心行の解説」より ~


先の続き・・・

あるおばあちゃんが、いわゆる老人性痴呆症で、
ひっきりなしに自分が幼い頃のお父さんお母さんのことをおっしゃるのだそうです。
そして「家に帰ってくる」と、常に言われるので、息子さんのお嫁さんになる奥さんが、
そのおばあちゃんのお里へ行かれて、「お仏壇の前でこのテープをかけさせて下さい」と言って、
私の救霊のテープをかけていただいたそうです。
そうしますと、おばあちゃんがいっぺんに里の家のことを言わなくなったのですね。
もうずっと幼い頃のふるさとのことを言い続けておられたのがいっぺんに
止まった、とおっしゃっていました。
これはやはりそのお仏壇の中におばあちゃんの心をひく何かの作用があったのです。
それが消えたのですね。

なぜこういうことが起きるかと言いうと、肉体を去った目に見えない私たちのご先祖様が、
現実に確かにおられるということですね。
仏壇の中にご先祖の霊が留まっているかぎり、成仏はできないのです。
「仏壇から思いを離して下さい。そして自分が生きていた間のことをよく反省してみなさい」
とお話させていただきますと、見えない世界のお方でも、言えば通じますから、天上界へ上がっていかれます。
すばらしいリズムのある声で「ホー」と言いますと、声の響きに乗って天上へ上がっていかれます。
すると真っ黒だったお仏壇の曇りが晴れて、新品のようにピカピカになるのが、
私たちのこの肉眼でもはっきりと確認できます。
どなたにでも、「ああ、なるほど」と、分かります。
見えない世界の霊が、言霊によって悟っていかれて、その霊を天上の世界へと送らせていただいた時に、
仏壇が新品同様にピカピカになります。

これは理屈では割り切れませんが、仏壇の中におられた方が救われてくれたというはっきりした証しであると、
私は思っております。
「法」には、そのような力が秘められております。どなたにもできることですが、
実践がない場合にはちょっと難しいですから、私のテープを仏壇の前でかけていただきましたら、
私が直接お参りしたのと同じ効果が出ます。
九州の方も、富山の方も、東北の方も仏壇の前でずっとテープをかけていたら、いつの間にか仏壇が光ってきて、
新品のようになりましたとご報告をいただきました。
テープの声は、機械によって再生されたものですけど、ほんとうの正しい言霊であれば、
テープであっても、私の代わりをしてくれます。
講演会の時のテープをかけるだけで、病気が治ったりするのは、言霊によって心が癒されるからだと思います。
心が癒されますと、主従関係の従に当たる肉体も癒されてきます。

ほんとうに不思議だなあと思ったのは、ドイツに行きまして、私は日本語しか知りませんし、
言葉は通じないのですが、日本語で「治りなさい」と言うと、治るのです。
「お腹は小さくなりなさい」と言えば、大きいお腹がスーッとへこむのですね。
向こうの方はびっくりなさいまして、「生き神様だ」「ゴッドだ」とおっしゃっていました。
私は神様ではありませんが、言葉を超えた何かがあるのではないかと、学ばせていただきました。
この見えない世界の、特にご先祖様に常に感謝させていただき、
常に良き世界へ帰って下さいと供養する心を忘れないこと、これが大事かと思います。


               ~ 感謝・合掌 ~




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