浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「心行の解説」より。

2014-02-14 02:04:29 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

※ お写真は恩師が山上の垂訓の丘(祝福の教会前)でその昔イエス様が
     八つの垂訓を説かれたと言われている同じ八つの垂訓を読誦して下さいました。


             ~ 恩師の「心行の解説」より ~


    「己の心・意識のエネルギー源は調和のとれた日々の生活のなかに
                      神仏より与えられることを悟るべし」


私たちの肉体保存のエネルギーは、食物によって与えられますが、では心のエネルギーは
どこから頂くのかというと、それは調和のとれた生活をした時神仏より与えられます。
日々の生活が不調和でしたら、心のエネルギーを頂くことはできません。
生活が不調和とは常に、怒り、妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、取越し苦労、不安、
恐怖、人の悪口、貪欲、或いは足る事をしらない欲望、
このような思いに心が捉われ心を苦しめることによって調和を欠いてしまうことです。
私たちはこの教えにご縁を頂きますまでは、平気で自分の心を苦しめてきました。
そして日々の生活を不調和にしていたのです。
このように聞きますと、ごく簡単でございます。

この簡単な教えを私たちは日々の生活において、一つでも二つでもいいから、行うことです。
ただ実践と聞きますと、何か行動を起こすことだと思いますが、高橋信次先生にご縁を頂きまして、
心の面での反省という実践が大事であることを教えていただきました。
私の場合、行動の面では、よくお話しておりますトイレのスリッパを揃えることから始め、
心の面では腹を立てないようにしようと、毎日の生活の中でこの実践に努力しました。
そして怒り、妬みという十項目余りが、努力によって自分の心から消えていった時、
調和されて心が安らかになっていきます。
そうなりますと、別に神様にお願いしなくとも、心にエネルギーが注がれます。
逆に怒り、妬みの思いを持つと、心のエネルギーが消耗され失われていきます。
「私も心が安らかになった、これなら心を苦しめることはもうない」と日頃は思っておりましても、
何かの縁に触れた時に、たちまちにして自分の持っている悪い癖、欠点がむくむくと頭をもたげてきます。
しかし、欠点が出て来ても肉体を持っておればこそで、これは致し方のないことです。
ただその時、いかに早く捉われの思いを捨てるかが、私たちの修行であります。


                ~ 感謝・合掌 ~





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