浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「心行の解説」より。

2014-02-23 00:26:11 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

※ 不思議写真の一枚。
    お写真には 長尾弘先生 九州地区 宮崎講演会 長尾先生御講演中の素晴らしい現象です。
    平成十五年十一月九日 宮崎市民プラザ「オルブライトホール」と記載されています。


     ~ 恩師の「心行の解説」より ~


     「苦楽の両極を捨て中道に入り」


お釈迦様は「不放逸」という言葉をお使いになられました。
この言葉は日本の仏教ではなじみの少ないものです。
放逸とはつまり遊び惚ける、酒を飲み惚ける、
パチンコをしい惚けることです。
人は惚けてはいけないのです。
怒りは放っておくと、すごく腹が立ってきて
相手を殺してやろうかというところまでいきます。
そこまでいってはなりません。
怒り惚けない、愚痴惚けないことで、
これは「中道」を行きなさいということですね。

人は余り極端に怒ってしまうと、何をするか分からないし、
また我慢し辛抱するといって腹の立つのを抑えて
心に詰め込んでいましたら、これは苦しみになります。
腹の立つことが起きて当然ですが、放逸にならないように、
一時も早く怒りを捨てるのが正法の修行です。
あまり苦しみの中にはまっても、
またあまり楽な目をしても中道にはずれてしまいます。
中道とはどちらへも片寄らず、バランスがとれていることです。
「和」というのも、「中道」というのも、バランスのことですね。
毎日の生活で常にその中ほどを実践することです。


         ~ 感謝・合掌 ~





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