浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

偉大なる光の王に導かれ
我が身は動き口は語らん

「心行の解説」より。

2014-02-09 00:55:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

※ お写真はインドの大統領官邸にての我らの恩師「長尾弘」先生とインドの大統領です。


            ~ 恩師の「心行の解説」より ~


  「肉体保存のエネルギー源は万象を含め動物・植物・鉱物なり
                    このエネルギー源に感謝の心を忘れず」


生きていく限り、肉体を保存しなくてはいけません。
そのためにはあらゆる動物の命、つまり、お肉とかお魚とか生きものの命を戴きます。
更に植物の命を戴き、水などの鉱物を戴いて、そのお陰で生きさせていただいているのですね。
ですから常にこのエネルギー源に感謝の心を忘れてはならないのです。
ところがあって当たり前と思う中から、感謝を忘れていきます。
常に「もし無かったら」と思って感謝を忘れなければ、自分の心が喜びに満たされます。
ですから感謝したら得です。
「私はこんな辛い環境の中で、何も喜べません」とおっしゃる方がありますが、
お日様の熱、光に感謝しなさい、空気中の酸素に感謝しなさい、
水に感謝してみなさい、喜びはいっぱい与えられます。

そうしますと、今の苦しい環境はだんだんと消えていきます。
金や物はたくさん持っていましても火事に遭えばなくなります。
しかし心の喜びはどんなことがあっても誰も盗むことはできません。
お金を大事にして箪笥の奥にしまっているとしたら、
お金の使命を私たちが果たせない状態にしているのです。
お金は生きものですから、箪笥の中で泣いています。
どんどん使わなくてはいけません。

しかし自分の贅沢のために使いますと、これはお金に侮辱を与えたことになり、
ひどい目に遭わせたことになります。
お金にも意識がありますから、
無駄遣いをしてお金に悲しい思いを与えないようにしなくてはいけません。
贅沢なご馳走を食べるのは、死に金を使うことでそのお金は再び返ってきません。
お金は生きて使った時に必ず返ってきます。
ここに十万円のお金があるとして「はい、どうぞ」と差し上げたら、
お金は手許から無くなって、ひどく損をしたように思いますが、
出ていったらまた入ってくるのです。
そのことをよく知っていましたから、
私は若い頃から出すのは思いきりよく出しました。


              ~ 感謝・合掌 ~





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