~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 六
先の続き・・・
私たちの五官の感覚と偽我という鬼は
何回も出てきて誘惑しますが、
出てきたらその度に「自分という人間は
未熟者でございます。神様どうぞお許しください」と
謝って、根比べで謝ってみなさい。
もう謝るのが嫌になってきて、
「もう腹を立てるのは止めよう」と
いうことになります。
鬼が出てきたら、心からお詫びしてください。
そして自分を責めてはいけません。
善なる自分の心もって言って聞かせるのです。
「あら、あなたはまたやったね、
もうしてはいけないよ」と言って、
神様にお詫びすることですね。
何回も何回もお詫びをしましたら、
もう詫びるのが嫌になって、
もうそういうことは言わなくなります。
根比べしてみて下さい。
肉体を持っていますと、
腹が立つようにつくられており、
その腹の立つようになる思いが鬼です。
だから、腹が立つ時は腹が立っていいのです。
しかし、できるだけ早くこの思いを捨てることです。
いつまでも腹立つ思いに捉われてはいけません。
そして悔い改めた時、汝の罪は許されます。
許されたのだから、もう繰り返さないということを、
その時誓うのです。
その繰り返しで、だんだんと腹が立たなくなります。
神の御神体の中に生きさせてもらい、
大きな愛に包まれているということを常に
自覚することですね。
この地球は大神体であり、大神殿であり、
私たちは常に神の御胸の中にあると思えば安心です。
~ 感謝・合掌 ~