~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 七
「過ぎ去りし実在界と現象界の世界なり」
先の続き・・・
「やっぱり先生、よく当たっていました。
言ってもらった通りでした」と言っておられました。
「なぜ見付からなかったのですか」と質問を
頂きましたから、「それは大きな神の愛を
与えていただいたのかも分かりません。
もし、腐る最中にそんな場所で見つかったら、
気持ちは悪いし、臭いし、耐えられないです。
それが綺麗な骨になってから人の目に見付けて
もらったのは、大きな自然の愛を
与えてもらったのだと思います。
また亡くなったご本人も腐ってうじが湧いて
ずるずるになった醜い己の姿を人に見られたら、
これも辛いことです。
しかし綺麗な骨になっていたら、
まだ辛い中でも救いがあったかも分かりません」と、
お話させてもらいました。
このように、この世に形あるものとして生まれた限り、
必ず消えていかなければならない宿命のもとにあります。
頂いたお饅頭がトイレに行ってそのままお饅頭で
出てきましたら実在ですけど、そういうことは
あり得ません。
必ず形が変わってしまい、
お饅頭の生命は頂いた時その場で消えるのですね。
~ 感謝・合掌 ~