~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 七
「現世は生命・物質不二の現象界 この世界のことなり」
先の続き・・・
植物も動物も、
たとえば蚊一匹蚤一匹でも私たちと
変わらない生命によって
動かされております。
お釈迦様は、「自分の命がいとおしいように、
他のものも自分がいとおしいのであるから、
自分がいとおしいように他の生命を大事にせよ」と
お説きになりました。
偉い坊さんが、大きな木の先に長い毛のついた、
筆の化け物のようなものをよく持っています。
あれは位の高い人が持つものだと思っていましたが、
お釈迦様のお弟子達はみな持っておられたのです。
なぜああいう筆の化け物のようなものを
持っているのかといいますと、
あれで毒虫が来た時にパッと払ったのです。
柔らかい毛で出来ていますから、虫が怪我しないのです。
虫の命を傷つけないために、
ああいう道具を持っておられたのですね。
蚊やあぶなどが飛んできましたら、あれで払うのです。
馬の尻尾のように、虫を殺さず追い払う道具だったのです。
それほど生命というものを大切になさいました。
~ 感謝・合掌 ~