せろふえ

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最悪のシナリオも示せ

2011年03月19日 | 日記
 原発のニュースを見ていると、まったく気が滅入る。だが情報を隠されるよりよほどましだ。精神的に良くないから、こういうニュースを流さないで欲しい、なんてことを言うやつがいるが、まったくまちがっているし、愚かなことだと思う。現代人として現実を直視するのは義務だと思って見ている。
 昨日の毎日新聞に、
 東京電力は日曜日には、もう、福島原発から完全撤退したい、あとは政府自衛隊に任せたい、と言った。
 政府(管)は拒否した。
 東京電力はいまでも政府に、それは死ねと言うことか、と不満がくすぶっている。
 と言う記事が載っている。
 この記事が本当なら、なんていう無責任な話だろうか。
 まわりに冗談めかして、「東電幹部、原子力を推進した自民党の奴ら、ナベツネ、石原、こいつらは福島原発10Km圏内に島流しだ。」と叫んでいる。みんな笑うけれど、俺は本気だ。
 今も、専門家は数十マイクロシーベルト/時くらいは健康に問題はないと言っている。実際そうかも知れない。だから、原発10Km圏内に島流しをしてもなんの問題もないだろう。
 それにしてもいったいどうなるんだろう?そろそろ政府もNHKも、今考えられる最良のシナリオ、最悪のシナリオを示して欲しい。
 現段階での最良のシナリオは、今日にも外部電源がつながって、ためてる核廃棄物の熱が収まり、放射線が減少していき、炉の始末が何ヶ月かでできる。電力は2ヶ月くらいだろうか、他の供給源が確保できて計画停電が終わる。
 最悪のシナリオが想像もつかないのだ。このまま何もできず、あそこにある放射能性物質がすべて環境に放出される。たとえば広島長崎原爆何個分(何千個分?)あるんだろうか。福島県は全域が50年くらい人が住めなくなる。首都圏は大丈夫なのだろうか?原発でまかなっていた1/3ほどの電力をまかなうため、火力発電所を作るのに、数年かかる。その間ずっと計画停電。
 これは僕の想像に過ぎない。もっと悪いこともある?
 真実を知りたい。専門家が最悪のシナリオも示して欲しい。