
ずいぶん昔、1984−86 の作品を1995年に復刻したものを持っているのだが、今も手に入るようだ。決して古くない。少なくともSFマニアではない者にはとてもSFの王道と感じられる。書かれた当時はもううすうす、宇宙に進出する人類(鉄腕アトムのような未来と言ってもいい)なんてのは違うのだと思われるようになっていたと思うのだが、でも、そういう困難はあるだろうが希望のあるフロンティア、明るい宇宙時代なんてものに対する違和感みたいなものが底にあってそれが今も古くなっていないのかもしれない。いやそうでもないかな、それはあまりにメジャーな考えになっていて、やや古いようにも感じられるし、シャープな線で書かれる宇宙船や宇宙服などが、かえって古いことは古いように感じられる。
ともかくいろいろ考え込みながらとてもおもしろく読み返せた。