
読んで良かったけれど、全然おもしろくなかったなあ。まさに僕の世代の話だし、刹那刹那ではそうそう、と面白がれるところもたくさんあるのだけれど、
僕はアメリカ人がそうだと言うが、ハッピーエンドでないと受け入れない、なんてことは全然ない。だけどねえ、大作にはなんというかカタルシスが必要だよ。
たしかこの作品が話題になっている当時、TVで浦沢直樹の漫画製作過程のドキュメンタリーを見たことがあるのだが、著者はスタッフ何人かでストーリー展開をあれこれ議論して決めている風だった。それはとてもおもしろいことだと思うのだけれど、え?じゃあ、オチというか大きな最後の解決までの流れもできてないの?と思ったことだ。いや、いまでもそれはわからないのだけれど、この読み終えた後のモヤモヤした気分というのは、そういう全体の構成がちゃんとしてないからじゃないか、などとシロート考えしている。