「グッドモーニング、ベトナム」はベトナム戦争当時、おちゃらけたラジオパーソナリティがおちゃらけて上と衝突したり現地の女に手を出そうとしたり、まあそういうベトナム戦争をちょっと別の視点で描いたもの。すばらしい映画だし、おもしろかったけれど、そして「別の視点で」描こうとしているが、しょせんアメリカの自分勝手な上から目線の映画だと思う。いや、そうじゃない、そういうものを否定した映画だ、と言うかもしれないがその否定がしょせんアメリカ目線なんだよ。何度も書いているがアメリカ白人の無邪気で傲慢な正義感を見せつけられた気分だ。もちろんそれでも、率直で、間違っていると思えば、上司にもたてつくし、日本人よりよっぽど良いと思ってしまうが。