漫画百冊のトップにあげたのはつまり、僕にとっての漫画ベストワンなのだ。なにしろすばらしい。つじつまの合っている設定、すばらしく美しいせりふ回し。美しい絵。(人によってはへただと思ったり好みじゃないと言うのはわからないではないが、僕は美しいしうまいと思う。)
ハードSFというのか、何億年かロディニアというひとつの大陸上の話のように読めるが、いや、僕はどこか地球ではない惑星の話だと思って読んでいる。どちらにせよ、ぼくは「世界観」という言葉が嫌いなのだが、つじつまの合っている設定で、その中ではかならずこうであろうという話の展開に無条件で引き込まれるのだ。じつは何人かには勧めたのだが、むずかしいと言われてしまい、その後は誰にも勧めていない。むずかしいかなあ?とてもおもしろいと思うのだけれど。