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通奏低音弾きの言葉では、 鈴木秀美

2020年02月02日 | チェロ
 実は半月以上も前に買って、楽しみにしていたのに、忘れてた。(^^;) そうだと気づいて、読み始めたらおもしろくて止まらず、半日で読んでしまった。ネットで読んだところもあるし、そういえば前著でも書いてあるエピソードも書いてあるが、でもとても楽しめた。
 本当の意味での理知的な人なのだろう、そして文章もうまい。

「何かと言えば除菌・防菌というが、人間そのものに防菌の能力は備わっているのだ。除菌するためにどれだけの水を汚染していることか……。」

 まったくそうだよ。

 最後の追悼文、ふたりのB=ブリュッヘンもビルスマも死んでしまったんだなあと改めて思ってしまった。

 他にもたくさんああ!と思うところがあるのだ。僕にとっては繰り返し読む本になるはずだ。

「チェロを弾くとき、鉄則中の鉄則は両手の親指を丸く曲げておくということだが、指が弱い間はなかなかできない。突っ張ったままで弾いている大人、プロも実は大変多いが、突っ張るのと丸くするのとを比べれば、音の違いは歴然としている。」

 と言うのだ!「プロも」!
 僕自身も実を言えば反ってはいないが、まがってもいない。そうかあ!直せるかなあ。


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2 コメント

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初めて知りました… (isis)
2020-02-02 20:23:34
ビルスマ氏が亡くなっていたとは!
初めてこの記事で知りました。我ながら、どうしていたのかと思います。
レオンハルト(2012年1月)、ブリュッヘン(2014年8月)、そしてビルスマ。かつて、古楽を牽引していたリーダーがいなくなってしまいました。定めとは言え、残念なことです。
記事とあまり関係ないことで、すみません。
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時代の牽引者 (せろふえ)
2020-02-03 20:55:44
isis様。
 いつもありがとうございます。

 昔、古楽が台頭してきた頃のわくわくする感じは「今は昔」です。どの世代も自分の青春時代に、その時代を牽引していく若い力をわくわくしながら追っていくのではないでしょうか。
 いや、われながら年寄り臭いことを書いてしまいました。失礼しました。
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