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わたくし的読書 大田垣晴子

2018年11月08日 | 漫画
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 大田垣晴子は「画文家」だそうで、漫画でなく絵に文章がついている昔の絵物語のエッセイ版だろうか。
 これはそれぞれテーマを決めて3冊ずつ紹介している。「ネコが好き!?」なら内田百閒と村松友視と大島弓子(僕も著者と同じように、猫を飼う気になれない。とても共感する)
 これは読まなきゃあ、と言う感じは1冊もないのだが、どれも読んでみてもいいかな、と。

格差是正より株高重視? 与党 金融所得への増税見送り 東京新聞

2018年11月07日 | シロート考え
 6日の東京新聞だが、これこそが不公正の最たるものだと思う。


 自民、公明両党は、株式の売却益や配当といった金融所得に課す税率引き上げについて、二〇一九年度税制改正で議論しない方針を決めた。投資家が増税を嫌って取引を控え、株価下落につながるのを避ける狙いがあるとみられる。ただ、大多数の国民は株を持っておらず、来年十月に消費税増税を控える中、格差是正が図られないことに不満が高まりそうだ。 (渥美龍太)

 所得税は所得が高くなるほど税率も上がる「累進課税」で、最高税率は55%(個人住民税含む)。だが、金融所得に関しては基本的に、給与など他の所得と切り離して課税され、税率は一律20%となっている。

 不労所得こそ大幅に課税すべきだ。もっともっと多くの者が叫ばなければならないと思う。

諸星大二郎

2018年11月05日 | 漫画

 本屋で見かけて買った。諸星大二郎はいつも気になっているのだが、そのすべてあるいは大部分を読もうとするととてつもない量になりそうで、躊躇しているのだが、こうして概観を得られると特におもしろそうなのから読もうかなと思う。どれから読もうか?
 星野之宣は全然というか星しか共通してないのだが、間違える人がいるというので笑ってしまった。そうだ、膨大な作品を見かけて、いつも気になったり、雑誌だったらとてもおもしろく読んだり、そして全部読もうという気になれない、それが共通しているなあ。

仕組まれた恐怖 エイズは生物兵器だった!? 永井明

2018年11月03日 | 

 とてもおもしろかったし、恐ろしい話だと思う。サブタイトルの「エイズは生物兵器だった!?」というのはあやしいし、著者も断定しているわけではない。だが、エイズアフリカ起源説もさらにあやしい。そのエイズアフリカ起源説のあやしさをたどる記述はすばらしい。ようするに西洋人の傲慢さが、わけのわからないものはアフリカにでも押しつけておけ、とエイズアフリカ起源説を世界に広めたというのだ。今も「エイズの起源」と言う本が立派に売られているようだが、真相(というのは、エイズの起源がどこということではない、そんなのどうでもいい、エイズアフリカ起源説のあやしさのことだ。)はどうなのだろう?怖い話だ。
「エイズは生物兵器だった!?」というのはあやしいと書いたけれど、いっぽう、各国が生物化学兵器を開発したり、アメリカが実際使った(!)りしていることも確かなことらしい。怖い話だ。
 後半は書かれた当時のエイズの基本的情報が書かれているが、前半は今も読む価値があると思う。