絵手紙

パソコンによる絵手紙をはじめて・・・

スズメウリ

2009-09-17 22:46:22 | 花おりおり
スズメウリ (ウリ科)

  

夏も終わりに近づくと、つる性植物が山や野原の木々を
覆い尽くさんばかりの勢力を誇っているのが目に付きますが

その中で三角状卵心形の柔らかな葉と細い巻きひげの
スズメウリは繁殖力が旺盛には見えませんが
毎年どこかでスズメウリと遭遇・・・意外に強い種なのでしょうか?

繁茂している他のつる性の植物には辟易させられますが
スズメウリの愛らしい実は例外!!(笑)

果実がカラスウリより小さいことと、スズメの卵に見立てての名です。
1~2cmの丸い実は熟すと灰白色になります。

  

分布:本州、四国、九州
花期:8~9月

ナンバンギセル

2009-09-16 23:54:06 | 花おりおり
ナンバンギセル (ハマウツボ科)

  

ススキの寄生植物でこの花が咲くと秋を感じます。
年々ススキが少なくなり可愛い花を見る機会も少なくなり寂しい。
昭和記念公園に咲いていると新聞に出ていたので行ってみました。
小さな花にカメラマンが・・・・  
ナンバンギセルはススキの根元で恥ずかしげに俯いています。

名前は長い柄の先に付く花の形がキセルに来ていることによる。

万葉の頃には「オモイグサ」と和歌にも詠まれています。

  

帰り、駅からの近道の通称「山道」を通りピンク色の花に気付きました。
咲いていたのです
ナンバンギセルが・・・・
昭和記念公園の花よりも鮮やかで美しい~
近くに咲いていたのに気付かなくてゴメン!!

この山道の片側の空き地の開発計画があるらしいのですが、
そうなれば、貴重な花も消えていきそうです。
なんとしても守りたい山道です。

分布:北海道、本州、四国、九州
花期:7~9月

ダイモンジソウ

2009-09-15 22:31:03 | 花おりおり
ダイモンジソウ (ユキノシタ科)

  

西沢渓谷の渓谷沿い、水が滴る岩場に張り付くように咲く
可憐な花ダイモンジソウです。

花弁は5枚で3枚が短く、下の2枚が長いため「大」という字に
似ていることからの名前です。

山地の渓谷近く岩壁など湿った場所に生える。

  

ダイモンジソウ?ミヤマダイモンジソウ?なのか見分け方が分かりませんが
西沢渓谷は高山ではないのでダイモンジソウだろうと思います。

分布;北海道、本州、四国、九州
花期:7~9月

西沢渓谷

2009-09-14 16:32:42 | Weblog
昨日(13日)久々の山仲間でのハイキングでした。
昨年秋ごろから日曜が休めなくなり参加を諦めていたのですが、
最近は隔週休みとなり、休みと山行きの日程が合いワクワク気分での参加でした。

西沢渓谷は笛吹川の上流、4kmくらいの間に10個余りの滝があり
日本屈指の渓谷美を誇る。
流れの音、滝の音、時々吹き抜ける風・・・渓谷に沿って鎖を頼りに登ります。

  

七ッ釜五段の滝                              ダイモンジソウ
  

渓谷のイワに張り付くように咲く可憐なダイモンジソウや
モミジガサ、名の知らない花々に心も和みます。


後半は平坦なトロッコ道と林道でお喋りしながら・・・
これもまた楽しい道です。

昭和8年~43年まで馬とトロッコで材木を搬出していた名残の道。


渓谷のマイナスイオン、森林浴・・・・至福のハイキングでした。

ウスギモクセイ

2009-09-13 23:46:35 | 花おりおり
ウスギモクセイ(薄黄木犀) モクセイ科

  

昭和記念公園の奥まったところで木犀の香りが・・・・
もうモクセイが咲き出したのかと辺りを見回すと
なんとオレンジではなく淡黄色い花が咲いています。
香りはキンモクセイの香りによく似ていますが
キンモクセイほど強い香りでは有りません。
花色に似た?上品な香りです。

キンモクセイの変種で対生する葉には鋸歯がありません。
雌雄異株で結実すとか・・・・。

日本にはかなり昔渡来したようで九州には樹齢400年もの樹があるそうです。
キンモクセイやギンモクセイはよく見かけますが
ウスギモクセイを見たのは初めてでした。



原産地:中国
花期 :9~10月


イシミカワ

2009-09-12 22:10:10 | 花おりおり
イシミカワ (タデ科)

  

昨年、広い道路沿いの植え込みの中で見た美しい青い実!
今年は残念ながら?植え込みの手入れがあったようで
見ることが出来なくて残念に思っていたところ
平山城址公園への道で植え込みに絡み付いて勢力を誇っている
イシミカワを発見あの美しい青い実が輝いて見えます。
近くで見ようと茎を引っ張る・・・棘が
茎と葉柄には多数の下向きの棘がありこの棘で他の植物に絡みつくのです。
引っかき傷だらけになりながら

実は最初は緑白色、徐々に紅紫色、青藍色へと変化する
表面の色は実を包んでいる萼の色で本当の実は
この中にあり、丸く黒色です。

花は小さく淡緑色なので目立ちません。
ツキヌキニンドウのように丸い托葉が完全に茎を囲んでいる。

  

分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄
花期:7~10月

ワルナスビ

2009-09-11 22:42:51 | 花おりおり
ワルナスビ (ナス科)

  

道路沿いや空き地などに茄子の花に似た薄紫色や白い花が咲いて美しい。
綺麗なので近寄って見ると棘の多さに思わず手を引いてしまう花ワルナスビ。

棘が多く繁殖力旺盛で始末に困る害草として嫌われるとして牧野富太郎博士が
「ワルナスビ」と命名とのこと。

その害草も空き地などに群生していると花畑のようです。

液果は直径1,5cm位になり黄色に熟します。


  

原産地:北アメリカ (帰化植物)
花期 :6~10月

ハブソウ

2009-09-10 12:12:59 | 花おりおり
ハブソウ (マメ科)

  

ハブソウは江戸時代に毒虫や毒蛇、特にハブに咬まれたとき、
民間薬として導入されたためにこの名があるそうです。
今ではそういう使い方をしないそうですが、
花を良く見ているとなんとなく、薬効がありそうに見えてくるから不思議です。
花が美しいので園芸用、観賞用として栽培されている。

莢が写っていないのが残念ですが、エビスグサは垂れ下がる莢ですが
ハブソウは上向きに莢が付くそうです。

種子はボウコウナン(望江南)
綬下、強壮、健胃などに用いられる。 



原産地:アメリカ南部~熱帯アメリカ

エビスグサ

2009-09-09 22:39:54 | 花おりおり
エビスグサ (マメ科)

  
東京薬科大の薬草園で奇妙な花を見ました。
花の中心から長い莢が突き出ているのです。
花弁が散ることなく豆果が成長。

訂正(花弁に見えるのは蕚だということに気付きました。早とちり観察不足でした)

親離れしない子??子離れできない親??
さてどちらでしょうね。

種子を決明子(ケツメイシ)といい焙煎したものを焙じハブ茶というのだそうです。
ハブ茶の名前は聞いたことがありましたがこの豆のお茶だったのですね。

決明子は漢方の生薬の一つで「眼をすっきりさせる種」という意味で
視力回復させる薬として用いられてきた。
また、健胃、整腸、便秘、高血圧、などにも用いられる。



原産地:北アメリカ
花期 :7~9月

マルバルコウソウ

2009-09-08 22:13:51 | 花おりおり
マルバルコウソウ (ヒルガオ科)


街路樹の下植えのツツジなどの中からヒョッコリと顔を覗かせるひょうきん者?
長い雌シベが舌を出したよう・・・明るい陽気な花。
マルバルコウは熱帯アメリカ原産の帰化植物です。

花は5角形の朱赤色。花径1,5~2cm。
花冠にくらべ、長い花茎が美しいと思うのは私だけ?(笑)



分布:本州中部地方以南各地で帰化している。
花期:8~10月