三ツ池公園から帰ってくる途中、アケビの花を見つけました。深みのあるシックな暗紫石。
小さな花ですが上品で落ち着いた雰囲気が素敵。アケビは木通と書く通り、草ではなく木。毎年同じ場所で花を咲かせてくれるので、この季節はついついこの辺りでキョロキョロしてしまいます。
ちなみに木通は生薬名で、正確にはアケビの太い蔓を乾燥させたものを指すそうです。抗菌、抗炎、利尿作用などがあるそうです。
よく見ると、2種類の花が咲いています。
こちらが雌花。
柱状のものが雌蕊で、先端の光っているのが柱頭から出る蜜とのこと。この花には7つありました。
そしてその外側を覆う花被片は「萼」とのことなんですが…
どうにも納得がいかないんです。雌蕊が7つあるならこれは一つの花ではなく、7つの花ということになるのではないでしょうか?
そうなると外側にあるのは「萼」ではなく「苞」?
「花弁は退化した」と書かれているのですが、萼片も退化したと考える方がしっくりくるなぁ…。
素人考えなので、根本的に間違ってるのかな…?
さて、こちらのくるんとした小手毬みたいなものが雄花。雌花同様、外側の3枚は萼片とのこと。
↑こちらの花はまだ葯が開いていないようですが、時間が経っても熟さないものもあるのように見えました。
矢印の先、花粉がついている雄蕊とついていない雄蕊が写っています。
帰宅して写真を見てから気づいたので、また見に行ってみようと思います。ひょっとするとこれから時間差で熟すのかもしれません?
何度も見ているのにまだまだ分からないことばかり(^^;;
ちなみにアケビは秋になるとこんな実をつけるやつです。食べたことありますでしょうか?
昔は野山の味覚でしたが、最近はフルーツとして店頭に並んでいる姿も見かけます。
熟すと綺麗な紫色に変化して、二つに割れ、中から白い綿に包まれた種子が顔を覗かせます。その姿から「開肉(あけび)」と名付けられたという説があるようです。
手持ちの写真はこんなのしかなくすみません↓
アケビの美的センス(?)、その色使いはなんだかとっても個性的でアーティス気質なのかなぁと勝手に妄想(笑)
アケビは樹木に絡みついて育つ植物です。やや日が陰り気味の林の縁などを探すと見つかると思います。小さな花ですが、上品で個性的な姿を探してみてください。
【今日の朝ごはん】
・ツナトマトパスタ
・水菜とほうれん草のサラダ
・トースト
・紅茶
食パンが1枚しかなかったので、姉とシェアした朝(そんなわけでパスタを追加)