YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ワインレッドのシックな花〜木通(アケビ)〜

2024-04-03 09:21:00 | 樹木
三ツ池公園から帰ってくる途中、アケビの花を見つけました。深みのあるシックな暗紫石。



小さな花ですが上品で落ち着いた雰囲気が素敵。アケビは木通と書く通り、草ではなく木。毎年同じ場所で花を咲かせてくれるので、この季節はついついこの辺りでキョロキョロしてしまいます。



ちなみに木通は生薬名で、正確にはアケビの太い蔓を乾燥させたものを指すそうです。抗菌、抗炎、利尿作用などがあるそうです。

よく見ると、2種類の花が咲いています。



こちらが雌花。
柱状のものが雌蕊で、先端の光っているのが柱頭から出る蜜とのこと。この花には7つありました。
そしてその外側を覆う花被片は「萼」とのことなんですが…

どうにも納得がいかないんです。雌蕊が7つあるならこれは一つの花ではなく、7つの花ということになるのではないでしょうか?
そうなると外側にあるのは「萼」ではなく「苞」?

「花弁は退化した」と書かれているのですが、萼片も退化したと考える方がしっくりくるなぁ…。
素人考えなので、根本的に間違ってるのかな…?



さて、こちらのくるんとした小手毬みたいなものが雄花。雌花同様、外側の3枚は萼片とのこと。

↑こちらの花はまだ葯が開いていないようですが、時間が経っても熟さないものもあるのように見えました。



矢印の先、花粉がついている雄蕊とついていない雄蕊が写っています。

帰宅して写真を見てから気づいたので、また見に行ってみようと思います。ひょっとするとこれから時間差で熟すのかもしれません?

度も見ているのにまだまだ分からないことばかり(^^;;

ちなみにアケビは秋になるとこんな実をつけるやつです。食べたことありますでしょうか?



昔は野山の味覚でしたが、最近はフルーツとして店頭に並んでいる姿も見かけます。

熟すと綺麗な紫色に変化して、二つに割れ、中から白い綿に包まれた種子が顔を覗かせます。その姿から「開肉(あけび)」と名付けられたという説があるようです。

手持ちの写真はこんなのしかなくすみません↓



アケビの美的センス(?)、その色使いはなんだかとっても個性的でアーティス気質なのかなぁと勝手に妄想(笑)

アケビは樹木に絡みついて育つ植物です。やや日が陰り気味の林の縁などを探すと見つかると思います。小さな花ですが、上品で個性的な姿を探してみてください。

【今日の朝ごはん】
・ツナトマトパスタ
・水菜とほうれん草のサラダ
・トースト
・紅茶
食パンが1枚しかなかったので、姉とシェアした朝(そんなわけでパスタを追加)

今日もいい日になりますように!





ーーーーーーーーーーーーーー
ホームページ
2021.4〜2024.3のブログ
ーーーーーーーーーーーーーーー