先週行った春の剪定まつり。
ネットで下調べしてまたところ、あまりヒットする記事はなく、南天の草木染めというと「赤い実」を使ったものがほとんど…
せっかく育った枝を落とすのはいつも気が引けます。
しかも裏の劣悪な環境で20年以上耐え忍んでいたこちらの南天はどっしりと幹も太く、またわき芽もたくさん育ち大きな株になりました。
南天は「難を転ずる」との験担ぎで家を建てるときによく植えられる木だそうです。我が家のこの木もそれで、家を建てた時に植えられました。
そんな木を切るのも申し訳ないのですが、実際には剪定バサミでは太刀打ち出来ず、半ば折ってるという…(^^;;
なんという雑な仕事Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
でも、見てください!!!!!
樹皮のすぐ下、おそらく成長する部分(?)随分と黄色いではないですが?
ひょっとするとこの枝からは黄色い染液が抽出できる???
ネットで下調べしてまたところ、あまりヒットする記事はなく、南天の草木染めというと「赤い実」を使ったものがほとんど…
秋に実るこの実で染めるとほんのりと可愛らしいピンクに染まるようですが、我が家のナンテンはそこまでたくさんは実らないので残念。
ものは試しに木の枝をぐつぐつ。15分くらい煮ると少し濁った黄色がかった茶色い一番染液ができました。これをバケツに移し、もう一度煮てみたところ、二番染液もほぼ同じ色だったので二つを混ぜて染めの工程へ。
染めるものは下洗いして「のり」を落とし、一度お湯につけることで、染めむらを防ぎます。今回は下処理はしませんでした。面倒だったから〜
染液につけてしばらくすると、布が色を吸ってきました。
数少ない記事に、ナンテンは媒染しなくてもいいようなことが書いてあったのですが、念のため重曹でアルカリ媒染。いくつかの記事ではミョウバンでアルミニウム媒染とありましたが、ミョウバンを切らしていたので、重曹を使いました。
媒染液に浸しても特に色が変わることはなく、効果のほどは定かではありません。
でもなかなか感じがいい色に染まりました♪一度乾かし、もう一度染めたところ少し茶色が強くなった気がしたので、3回目はやめました。
枝の量がもう少し多いとよかったのかもしれないですが、なかなかの仕上がりに満足!
ありがとう、南天!!!
この夏も大きく育ってください。
【今日の朝ごはん】