@昭和記念公園
なんじゃもんじゃの木というものをご存知でしょうか?
畏れ多くも水戸光圀公が時の将軍に「あの木は何という木か」とたずねられ、とっさに「なんじゃもんじゃ!」であると答えたとか、答えなかったとか…。いかにもありそうな逸話です。
この時の「ナンジャモンジャ」の正体は中国原産のヒトツバタゴという木です。日本でも木曽川流域の東海地方とと長崎県対馬に自生していて、樹高は20mほど。
学名は雪の花を意味するらしく、その名の通りプロペラ状の真っ白な花をつけます。
日本(おもに関東地方)では、その地方に珍しい正体不明の立派な木に「なんじゃもんじゃ」と名付ける傾向があったようです。
なんじゃもんじゃは「何じょう物じゃ(なんという物だ)」という意味。
だから「なんじゃもんじゃ」と呼ばれる植物はいくつもあるそうです。
中でも有名なのが、このヒトツバタゴ。昔、江戸青山六道の辻(現在は明治神宮外苑内)の人家にあって、名前がわからなかったことから「なんじゃもんじゃ(または地名から「六道木」)」と呼ばれてきたそうです。
なお、近年になり自生地では絶滅が危ぶまれ、天然記念物に指定されいます。
公園などに植樹されていると結構話題になったりします。横浜では、金沢動物園や子ども植物園で見ることができます。
公園などに植樹されていると結構話題になったりします。横浜では、金沢動物園や子ども植物園で見ることができます。
ちなみに友人に連れて行ってもらった静岡市の城北公園には、この「なんじゃもんじゃの木」ことヒトツバタゴがたくさん植えられていました。
大きな時計のモニュメントをぐるっと一周。真っ白に咲くなんじゃもんじゃの木!!!
圧巻でございました。
4月下旬から5月上旬が、花の美しい季節です。
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