Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

本場でアーユルベーダを体験

2010-08-31 21:31:18 | インド
7月下旬から紀元前から5000年の伝統があるというアーユルベーダを体験するために、本場の南インドのケララ州のカイラリ・アーユルベーディック・リゾートに出向いた。

思いついたら、まずトライ!しないと気が済まない私としても、行動力あるな~っと、後で気がついた。ここは、ギタ・ラメッシュ女史が創始者であり、たぶん10数年の歴史ですが、インドでは有名みたいです。何も知らずに出掛けてきましたが、インド人の友達が親戚もカイラリのことは皆、知っていた。と言ってましたから。

7~8月は雨季ということもあり、ゲストも少なくて、お薦めです。7月は特に大雨続きでした。右の写真はここのセラピストの制服でもあるサリーです。これにエプロンをかけて、施術をします。女性としては、サリーは素敵です。

私のトリートメントの内容は、事前に希望をビジネスマネージャーに伝えてあったので、それを参考にはするものの、ドクターとのカウンセリングですべてのスケジュールが決まります。私は、体内浄化のパンチャカルマはやる必要がなかったのが幸いですが、パンチャカルマではギーというバターの上澄み液のようなモノを飲まなくてはならなくて、ドイツ人のお友達になったSさんは、それで具合悪くなっていました。

私もドイツ人もスイス人も、白人と日本人は、インド人に比べて肌も内臓も弱いということが顕著にわかりました。まず、褐色の肌をしているインド人たちは、ちょっとやそっとでは蚊にも食われないし、肌が強いというか皮膚が厚いのです。まったく質感も違います。毛深い人が多いとも思いました。風土にあった肌質なのだと思われます。なので、男性は砂でスクラブをされるそうですが、肌が弱いので、無理だと思ったら、すぐにドクターに主張した方がいいと思われます。ギーにしても、ほとんどの外国人がNO!というギーを、インド人の場合5倍の量を喜んで飲むそうです。ドクターが、インド人は身体が強い。と断言していました。ドイツ人のDさんは虫に刺されまくっている上に、砂でスクラブされて、もうギブアップしていました。

特にインド人に主張する時は、強く、強く言わないと、自分の価値観や観念ですべて勝手に思い込まれてしまう危険がありますので、適切にしつこく、強く主張した方がいいです。日本人や西欧人とは価値観や常識が違いますから、あちらも親切心でやってくれているのですが、それが迷惑な場合も多々ありますから、はっきり言わないと、お互いに理解できないです。

私のトリートメント内容は、最初がアビアンガムという二人で同時にオイルマッサージしてくれるものから始まりました。日本のエステで二人も施術者がいるというのは、なかなかないです。

次に詳しく書いてみます。






アーユルベーダリゾートの食事

2010-08-31 20:28:12 | インド
これは、リゾートで週1回、シェフによるアーユルベーダ的なクッキングデモがあります。

シェフ・ムラリ氏が、様々なスパイスや野菜を使って、実際にリゾートで出しているメニューの一部を、作って見せてくれます。試食もするので、試食だけでもお腹が一杯になってしまって、4時からのトリートメントは満腹になっていました

右のフライパンの中の固形物はカッテージチーズです。インドではパニーノといいます。基本的にダールと呼ばれる、フライパンで作るメニューが多く、DHALというスペルですが、これは豆という意味でもあります。

ダールなくして、インド料理は語れないほどのベーシックな必須の豆になります。左の写真は、左の方のグリーンなのが、グリーンダール。これはファットフリーだそうです。健康的。その右お隣の黄色のものが、ムーンダール、これはグリーンダールの皮を剥いたもの。その下のオレンジ色がマサラダール。右上の黄色の小さいのが、チャナダール、その右隣がチャナ、赤いのがキッドニービーンズ、下の方にあるのがeye beansです。

これらのダールを多用します。なぜ?この写真が撮れたかというと、熱心にデモンストレーションを観ていた私に、シェフがインド料理に興味があるのか?と尋ねてきました。もちろん、あなたの塩分控えめでスパイスも控えめの料理が大好きです。と答えると、シェフはお忙しい中、「じゃあ、明日、ランチが終わったら、レシピと作り方を教えましょう。」とデモの翌日にマンツーマンで2時間、その翌日は1時間、シェフのレシピについて教えてくれたのでした。。。これ、特別かも?なので、他のお客様には内緒です。

キッチンも見せてもらって、レストランのウェイターの男の子たち(全員20歳~23歳)もびっくりしてましたが、シェフが案内してくれているので、誰も何も言えません。インドの独特の野菜があります。南インドなので、デリーなどの北インドと風土がまったく違うので、なんとも言えませんが、ゴーヤみたいな植物や、長ネギみたいな植物も多用します。ストックルームでゴーヤみたいな植物を手にしているシェフです。ここのストックルームは主に乾燥素材のスパイスやダールをストックしていて、大量には置いてありませんでした。常に新鮮な状態のものを使いたいからだそうで。綺麗にきちんと並んでいました。ここまで入ったゲストはあまりいないと思われます。

Basicなダールの作り方を載せます。シェフの直伝です。これはベースなので、最後に加える野菜(加熱済みのもの)でいかようにも変化がつきます。または、カッテージチーズを上の写真のように入れるのも、簡単でおいしいです。

1.ムーンダール150gをお米のように3回くらい水洗いして、150gなら300gの水で10分煮ます。沸騰したら、弱火にして10分程度ゆでて、いったんザルなどにあげておきます。
2.フライパンにオリーブオイル大匙1杯を入れて、クミンシーズ小さじ1/2、オニオン(みじん切り大匙1)を入れて、ブラウンになるまで炒めます。
3.火を弱めて、生姜(小さじ1)、グリーンチリ(小さじ1)、を」入れて、数分弱火のままソテーします。
4.トマト(大匙3)を入れて、塩(小さじ1/4)、ターメリック(小さじ1/4),コリアンダーリーフ(大匙1)を入れて、よく混ぜます。
5.そこにあらかじめゆでて置いたムーンダールを入れて、またよく混ぜます。
6.入れたい野菜を入れて、よく混ぜて炒めます。(例えば、ほうれん草、パプリカなど)

レシピは4人分で、MoonDhal 150g,
spice; Cumin Seeds1/2tea spoon., Salt 1/4 tea spoon, Turmeric 1/4 tea spoon, Coriander leaf (fine chop 2 table spoon, Turmeric 1/4 tea spoon
vegetables; すべてみじん切りにします。
Garlic 1 table spoon, Onion 1 table spoon, Tomato 3 table spoon, Green chilli 1 tea spoon, Ginger 1 tea spoon

必要なスパイスが揃えば、簡単に応用ができますね。毎日、リゾートでは様々なダールが出されます。1日3食スパイスの効いたインド料理では飽きがきますが、ここの料理はソルティでなく、スパイシーでもないので、とても食べやすく健康にいいと思いました。時々、ゲストから物足りない味付けだとクレームが来るそうです。なので、私が果物や生野菜から始まる構成(これは植物酵素を取り入れる上で、最初に生食をするのが胃腸のためにとても大事なので)は、とてもいいし、インドで加熱食以外のものを安心して食べれるところはそうありません。そして、加熱食もオイルはオリーブオイルが主体なので、とてもいいと思っています。

実は、今回のインド旅行は、一度もお腹を壊すこともなく、色々なモノを恐れることなく食べる事ができました。シェフを始め、
レストランのウェイターの男の子たちはいつも笑顔で、サーブしてくれて、朝夕とお部屋にもハーブウォーターを運んでくれたり、私の場合は、特別に6時45分にターメリックとカレーリーフのハーブボールをドクターが処方したので、それを運んできてくれました。とっても、とってもまずくて、完全に食べることはなかったけど・・・。

私はたまたま日本から持参したほうじ茶(加賀棒茶)を、シェフにお礼に差し上げました。すると・・・最後に、私が欲しいと言っていた南インドの新鮮なスパイスを頂いてしまいました。とっても嬉しかったです。ブラックペッパーは大好物なのですが、ケララの人々にすると、昨年産のブラックペッパーだから古いって言いますが、そんなの、日本では新鮮なんです。

ここケララの人々は、アイコンタクトしても勘違いされることもないようで、デリーとは大違いです。ウェイターの男の子たちはホテル業を勉強している人もいたりして、とても親切で物腰が柔らかい子が大半で、その上、笑顔でお話をアイコンタクトして出来ます。一人旅の私の食事中に、ずっと傍で話しかけてくれたりもしますが、時には他のドイツ人のゲストのカップルと食事したりしますので、一人の時はず~~~っと気にかけてくれています。また、一人でランチをのんびりしていると、ある時、突然、ドクターが「一人でランチしてるなんて、可哀想すぎる・・・」みたいにして、目の前に食事中ず~~~っと座って話ていました。「私は一人で食事するのは、問題ない。気にしないで下さい。」と、言ったほどです。インド人にとって、一人旅はあり得ない、信じられない状態なので、とても気になるんだと思います。インド人は家族で大移動または、家族旅行が主体ですから。女性の一人旅はリゾートには他にもいらっしいましたが、なぜか?私だけを心配してくれるのです。。。

後でわかったのは、私がとても若いと思っていたからでした。インド人からすると、私が何歳なのか?よくわからないようで、シェフが25歳くらいかと思ってた・・・と、嬉しい誤解をあり得ないって思いましたけど、日本人で色白は若く観られるのは確かです。特に太ってなければ、なお更。インド人は30代以降は太っている人が大半ですから。後で、デリーに居る友達に電話で25歳だと思ってたって・・・と喜んで話したら、いくらなんでもそれはないだろうと、正直なお言葉を頂きました。そうか・・・ちょっと御世辞だったのかもしれません。

シェフを始め、色々な方にお世話になった私です。ありがとうございました