Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

KLナショナルモスクに行く

2011-10-18 17:02:55 | 旅行(海外)
マスジットジャメのモスクから自家用車で送ってもらって、11:45頃にナショナルモスクに着いた。どうも信者用の駐車場に横付けしてくれたみたいで、私が登っていくと、なんだか・・・紫色のローブを着た人が多数・・・ちょっと妙な感じだった。髪の毛にスカーフを巻く代わりに、フードをかぶっているのだ。ある意味いいアイディアだ。モスクは土足厳禁なので、裸足のまま観光客用の入り口を見つけてウロウロ。すごい広いのだが、ピカピカに磨かれた大理石のような、たぶん大理石の廊下が続くのだ。

12時前で次のお祈りの時間が迫っているせいなのか?観光客は12時まで、と書かれた看板を見ながら、あせってローブの係りのおばさんのところへ行った。紫のあざやかなローブを私が借りた後、11:50頃だったが、おばさんは、私がローブを着た直後、closeの看板を出した。外にはまだ、韓国人の団体旅行客がワイワイしていて、これから入るところだと予想できたのだが・・・。結局彼らは入れたのだけど。韓国や中国人と思われる旅行者の女性がフードをかぶってない人がいて、モスクの人にかぶってくださいって注意されていた。モスクでは女性は頭を覆わなくてはいけないので、礼儀を重んじないといけないと思ったが、平気で暑いからと脱ぐ人がいることも事実。郷に入っては郷に従えということわざを思い出す。
ここのモスクもボランティアのムスリムの男性、女性が数人いて、大きなドームの礼拝堂の前に控えていて、色々とお話してくれる。私は最後の観光客になってしまいそうだったのだが、実はシンガポール生まれ、育ちという女性が「どこから来たのですか?」と話しかけてきたので、しばらくお話をした。日本語のイスラム教に関するパンフも沢山作っていて、英語よりは格段に少ないが、これ読んでね、と渡された。彼女ともう一人の女性も、マスジットジャメのボランティアの人と同じく、まず私達はテロを起こすための宗教ではない旨を、悲しそうに話していた。そうとう、嫌な想いをしていると思われる。マレーシア国内にいれば、そんなことはないだろうが、海外に出れば偏見や差別が頻繁なんだろうな・・・と推測される。インドネシアもイスラムの国なので、バリ島から来たし、911のテロの時は私はハワイに居て、ブッシュ大統領のテロリスト=ムスリム=「悪魔!」と暗に言っているホワイトハウス発のニュース中継を見ているので、アメリカの異常な反応というか、決め付けと戦線布告に「頭がおかしい?狂ってる」と思っていたので、イスラム教徒(ムスリム)で、イスラム教でない国に住んでいるムスリムは相当な迫害や苦労をしていると察する。人の偏見は無知ゆえのものが多い。本当の姿や本質を見極めないと、迫害と偏見は増幅するばかりだ。
私と英語で話しが盛り上がったせいか?やっぱり英語版の方が詳しいから、英語版を読んでね?と大量なパンフをゴムで止めてくれて渡してくれた。私は、これからシンガポールにも行くので、いらないです。と言った。

彼女達の願いはただ、ムスリムとはこうゆう人たち、イスラムとはこうゆう宗教と知ってもらうだけで、いいのだと思った。ありのままを理解してもらうことが、とても難しいからだ。イスラムに改宗する人は、日本人なら、ムスリムと結婚する人くらいだと思うのだが、半端な気持ちじゃ結婚だってできない宗教だと思った。遊び人風の若者だって、5:40には毎朝、モスクでお祈りしているって言っていた。ええっつ?毎朝、モスクに行ってるの?それも5:40のお祈りを欠かさないの?とのけぞってしまった私。

当たり前だよ。だって、真面目にお祈りする、生きることが僕達の今生の使命だから・・・と。そして、出来る限りの親切やヘルプをすることによって、来世に人間として生まれ変わらないで、次のステージにあがりたいと誰もが口にする。つまり、それはある意味の野心はあるわけだけど、輪廻転生が当たり前の仏教徒の国で生まれ育っている私としては、自分の過去生を何度も自分で見ている、実感している私としては、古い魂じゃないとリインカネーション(輪廻転生)するんだよ。と言ってしまうのだけど・・・。

クアラルンプールはとても豊かで平穏な都会なので、皆が幸せそうにしています。様々なベールのムスリムの女性達がいて、出身地が違うからかもしれませんが、とてもバランスがいい都市のようです。なので、イスラム教に偏見のある人は、一度訪れてみると、いいと思いますよ。親切で温厚そうな人が多いです。
ここでも、色々と説明してもらったり、写真撮ってもらったりして、サイン帳に名前と印象を書いてきたけど、お布施というかドネーションをして来なかった。いいのだろうか?そうゆう箱というか、場所が設置されてなくて、しなかったけど、インドのヒンズーの寺院だったら、入るだけでお金が色々とかかるし、お寺の係りの人にお金を要求されることもあったのだが・・・私が気づかなかっただけかしら?観光客から入場料も取らない姿勢があっぱれでした。


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