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朝食をホテル内で取ると、1食1,500円強だったこともあって、マレーシアは日本の物価の1/3のはずなのに・・・と思っていたので、高級ショッピングモールではあるが、目の前のKLCCのモールのカフェへ出向いた。たまたま隣に座っていた中国系の男性に、KLの回り方のご指南を受けた。彼は効率的な合理的なKLの歩き方を私にシンプルに教えてくれた。タクシーに乗る必要はないし、外国人とみたら、タクシーはメーターを回さないかもしれないので、気をつけるように言われた。
KLCCのカフェで教えてもらった通りに、地下鉄に乗って、マスジットジャメというKLで有名なモスクにまず行くことにした。この暑苦しい姿が私だ。不思議なことに、イスラムは献金というか、ドネーションをまったく強要しない。募金箱もない。その代わりにサイン帳がどこのモスクにもあり、サインやコメントを書いてくるようになっている。マレーシア自体がチップ制の国ではもともとない日本と同じような社会だそうだ。
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マスジットジャメの地下鉄を出てから、よくわからなかったのだが、地下鉄の出口からすぐにそのモスクはあった。入り口でボランティアのおばさんにローブを着るように促され、スカーフは持参していたので、巻いてくれた。私はムスリムの女性と話す機会がある度に、「暑くないですか?」と聞いてしまうのだ。「大丈夫、暑くない。」って皆さん答える。
しかし・・・私は暑い、暑い
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蒸し暑い
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信者でないので、モスクの中には立ち入れないので、外側から広大なお祈りの大理石のフロアを見て回る。ボランティアのKamariahさん(60代だろうか?)が親切に案内しましょうか?と申し出てくれた。他にも外国人は続々と着ているのだが、私を案内してくれた。見る場所はあまりなく、クアラルンプールという川と川が出会うところという意味のある2つの川が出会った中州にこのモスクは建てられている。私としたら、地盤の悪い、中洲というのは堆積物で出来た土地だから不安定だし、良くないでしょう?と思ってしまうのだが、彼女はマレー半島の色々な所を通ってきた水と水が出会うところで、とても重要で意味がある聖地だと言っていた。
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で、この後はどこに行くの?と言われたので、クアラルンプール駅の方のナショナルモスクに行こうと思ってます。と答えたところ・・・彼女が「大変、12時には異教徒は入れなくなってしまうから、急がないと。。。」と、急に焦りだしたのだ。11時半にはなっていたが、地下鉄で行こうと思っていた。すると、彼女はこの写真に写っている可愛い小型車で、「さあ乗って、これで送っていくから。」と、他の働いている人々にも話していて、彼らも「それがいいよ。行ってらっしゃい~。」みたいになっていた。よくわからないけど、親切に甘えた。
車の中で話をしていて、彼女だけではないのだが、ムスリムの人がよく外国人の私に言うのは、「私達はテロを起こす宗教じゃありません。ほとんどの人が善良な人なのです。今の人生で出来る限りの徳を積みたいと思っているのですよ。世界中で誤解されているようですが、テロを起こす人々はごく一部で同じ宗教だからではありません。」と。何度、同じ事を聞いただろうか?
つまり、相当傷ついているし、悲しんでいるムスリムの人々。マレーシアは、周囲の国々の人からも善良な人々の国と言われているが、イスラム教が大半である。しかし、安全な秩序ある国だ。ムスリム=テロリストと位置づけられた偏見に誰もが傷ついていると感じた。
10分もしないうちに、ナショナルモスクの駐車場に着いた。送ってもらわないと、場所がよくわからなかったと後で思ったし、この親切に感謝を言って、車を降りた。マレーシアの人々は本当に善良なのだと思った。お金ほしさではないし、貧しくはないし、熱心なムスリムが多いので、下心なき親切であった。私は元々、宗教は持たない主義だけど、偏見は持っていないので、彼女にムスリム=テロリストだって、私は思ってないですよ。と言うと、理解されて嬉しい、ありがとうという感じで何度もお礼を言われたほどだ。
こちらこそ、ありがとうございました。
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