goo blog サービス終了のお知らせ 

屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

君やしら萩われやしろ百合

2006年11月14日 | 日常
   やは肌のあつき血汐にふれも見で
      さびしからずや道を説く君      与謝野晶子

   燃える肌を抱くこともなく
      人生を語り続けて寂しくないの    俵万智


与謝野晶子の「みだれ髪」・・
俵万智は晶子の三十一文字を、自分の三十一文字であらわすことに情熱をそそいだ。
「意味を理解してもらうための現代語訳ではありません。
晶子の短歌の匂いを感じてもらうためです」
彼女はあとがきでこう述べている。

   おもひおもふ今のこころに分ち分かず
      君やしら萩われやしろ百合      与謝野晶子

   鉄幹を思う心に差はなくて
      君が晶子か我が登美子か       俵万智


鉄幹をめぐる二人の女、
晶子は白萩、登美子は白百合と彼から呼ばれていたという。




朝方は晴れていたのに、みるまに憂鬱な空模様となる。
手稲の雪は来春まで溶けることはない。