屯田物語

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父と暮らせば  

2006年11月20日 | 日常
父と暮らせば  は被爆した若き女性の物語・・
娘は原爆投下で父を亡くし、ひとり生き残ってしまった罪悪感に苦しんでいる。
しかし、その娘に好意を示す青年が現れた。
「幸せになりたい自分」と「幸せになってはいけない自分」・・
「幸せになりたい自分」は父の亡霊となって、自虐的なもう一人の自分を励まそうとするのだが。
そして、・・・

ラストシーン、カメラは台所で人参を刻んでいる美津江から徐々に天井へ向かう、
それは鉄筋だけの空が透けて見える原爆ドームであった。
ドームの廃墟に二輪の白い花・・
もしかして、その二つの花は父と娘の魂であったかも知れない。

井上ひさし原作・・
宮沢りえと原田芳雄の二人芝居のような映画であった。
近日中にBSで放映されるから、もう一度観たいなあ・・
美津江の広島弁の台詞を聞いているだけでも悲しい。



石狩番屋すぐ近くの石狩川の夕暮れ三景・・
ここから石狩川河口まで、あと少し、
それにしても流れはとてもゆったりしていた。