9月2日の私のブログで、次のように書き込んだ。
http://blog.goo.ne.jp/hasechu3/d/20140902
この手の感染は、級数的に拡大するのが一般的なので、今度、発表されるときは、3桁に近い数字と考える。
あれから、5日しか経っていたいが、感染者は、14都道府県と全国に拡大し、人数も74名になった。
厚労省も、その後の対応では、流石に、不味い対応だったと考えたのか、先手の対応(新宿御苑の閉鎖)をし始めている。
デング熱の蚊が居る場所は、代々木公園、明治神宮、新宿区中央公園、明治神宮外苑(新宿区、港区)か外濠(そとぼり)公園(千代田区)が挙げられている。
http://mainichi.jp/select/news/m20140907k0000m040048000c.html
厚労省が9月4日に発表した55名の詳細:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20140904-02.pdf
この55名は、代々木公園近くに行ったかどうかを聞いていて、実際、行っている人。
発生源は、代々木公園に特定したがっている気がする。
NHKの職員も2名感染している。
今回は、デング熱に対する厚労省の読みの甘さを露呈した事例である。
私は、今後の1週間でも、まだまだ、拡大すると考えている。
閑話:
都が蚊を、276匹採取して陽性がでたのは、10ヶ所中4ヶ所。
デング熱の死亡率はどの程度かは、ここを参照:
2013年10月08日更新 パキスタンでデング熱が流行。
http://www.ookura-it.com/original19.html
ここでの死亡率は、0.09%(=219÷252,935) → 1万人で9名と言える。
9月29日付で世界保健機関(WHO)東地中海地域事務所(EMRO)から公表された情報によりますと、 パキスタンのハイバル・パフントゥハー(Khyber Pakthunkhwa)州のスワート(Swat)地区でデング熱の集団発生が報告されています。この地区では、8月7日から9月25日までに、合計6,376人の疑い患者が発生し、このうち23人が死亡したと報告されました(致死率は0.36%)。パキスタンのイスラマバードにある国立衛生研究所(National Institute of Health)で実施された検査で確定診断され、現在の集団発生の原因としてデングウイルスの3種類の血清型(DEN-1、DEN-2、DEN-3)が検出されました。
年 | 疑い患者数 | 確定患者数 | 死亡者数 |
2006 | 4,961 | 1,931 | 41 |
2007 | 2,304 | 1,226 | 18 |
2008 | 2,792 | 2,469 | 17 |
2009 | 1,940 | 1,085 | 13 |
2010 | 15,901 | 11,024 | 40 |
2011 | 252,935 | 17,057 | 219 |
この死亡率は低いと見ているのが、厚労省で、毎回の記者会見でも、大したことはないと発言している。
私は、結構、高い死亡率と見ているので。やはり、蚊による感染には気を付けようとなる。