CMでは、流し台近辺で一番汚いのは何かというのがある。
三角コーナーと誰もが考えるが、実際はスポンジとのこと。
CMでは、除菌も出来るジョイ洗剤を使えば、大丈夫と言っている。
ここで、いつも悩んでいた。
・普通の洗剤で食器が洗えて清潔にできるなら、別にスポンジを除菌洗剤でなくても、大丈夫でないのか?その時、雑菌も死ぬのでは?
または、スポンジが汚いままで洗剤を付けて洗っても意味がないということ?
・除菌洗剤が凄い除菌効果があるなら、手には易しくないのではないのか?
・インターネットで色々と検索:
「スポンジの除菌剤って、効果あるの・・・」の記事は、ここを参照
http://www2.tcoop.or.jp/security/library/b79ln300000006vm-att/suponjijyokin.pdf
このPDFでは、除菌に有効なのは、熱湯(煮沸消毒10分)と酢となっている。
・個人が実験した内容は、ここを参照:
http://lovelykin-kin.seesaa.net/article/57592080.html
見た目は、どれも一緒みたいである。
・東京都消費生活総合センターのテスト結果:
タイトル:<「スポンジ除菌」のできる台所用合成洗剤>
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/anzen/test/documents/jyokin.pdf
この資料からの抜粋:
(2) 洗剤の殺菌能力のテスト
洗剤の殺菌能力のテストは EN1276 に準じて緑膿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌について行った。
商品によって菌数の減少にかなりの違いがみられた。また同じ商品でも菌種によって減少の程度が異なるものもあった。
また、EN1276 に基づいて評価すると、殺菌作用ありとされ得る結果になったのは「スポンジ除菌」の表示のある7商品中2銘柄と表示のない3商品中1銘柄で、表示との関連はみられなかった。
また、同じ製造業者の商品を比較した場合も「スポンジ除菌」の表示がある商品が表示のない商品と比べて、必ずしも殺菌能力が高いわけではなかった。
いずれの商品も、おおむね接触時間が1時間の場合よりも6時間の場合の方が殺菌効果が高く、洗剤濃度が低くなると殺菌効果が低下した。
7.結果に基づく措置
(1) 「スポンジ除菌」の定義、試験方法、除菌を表示する場合の基準について検討を関係団体に要望する。
(2) 消費者、区市町村の消費者行政担当及び関係機関にテスト結果を情報提供する。
8.消費者へのアドバイス
(1) 「除菌」表示の有無に拘わらず、洗剤をスポンジにしみこますことにより、菌の減少効果がある程度期待できると考えられます。しかし、スポンジを「除菌」しても、菌数がゼロになるわけではないので、洗剤による「除菌」に過大な期待をしないようにしましょう。
(2) スポンジを清潔に保つために、「除菌」洗剤が不可欠というわけではありません。使い終わったスポンジを水で十分洗浄した後、熱湯消毒するなどの方法もあります。
(3) スポンジを「除菌」するときは、表示されている使用方法を守り、洗剤を使いすぎないようにしましょう。
色々と調べて見たら、納得できたのは、次の内容。
・雑菌はどう頑張っても繁殖するものと考える。
・死滅できるのは、煮沸消毒10分とお酢。
東京都は、効果があると言う3銘柄については、発表して頂きたかった。
雑菌を増やさないためには、基本、食器は食べ終わったら直ぐに洗うことであるようだ。
私の疑問には、誰も答えていない。
・普通の食器洗剤を付けたら、雑菌は死ぬのか?
・除菌できる洗剤では手荒れがおきないのか?
閑話:
日本石鹸洗剤工業会の定義:
減菌、殺菌、消毒、除菌、抗菌、減菌。、
http://jsda.org/w/03_shiki/a_sekken30.html
休題:
洗剤無しで食中毒菌を落とせるのでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1225270087
ここでの結論は、次のとおりです。
食器などは乾燥により菌は簡単に死滅します。一般的な食中毒細菌は乾燥に弱く、食器なら洗浄後、乾燥状態で1日も置けばほぼ無菌レベルまで細菌を除去することができます。
私の結論は、食器の雑菌は、気にしないでも大丈夫だということが分かりました。
洗剤メーカーに騙されてはいけないと言うことです。
但し、サルモネラとカンピロバクター、ノロウィルスには、気を付ける。