ある生徒のテストの点数が平均点ちょうどだったとき、そのテストにおける生徒の偏差値はいくらになるでしょう?
→ 50
一昨年3月22日に、同じ問題が出されております。
詳細は、ここを参照:
http://blog.goo.ne.jp/hasechu3/d/20140322
偏差値は「得点」から「平均点」を引き、それを「標準偏差」(ばらつきの度合いを表す量)で割ったものに10を掛け50を加えて求められます。
平均値と標準偏差については、ここを参照:
http://www.cap.or.jp/~toukei/kandokoro/html/14/14_2migi.htm
この中に、学力の偏差値が解説されている。
偏差値70以上は、100人中2-3番以内を示しています。
これが、統計学の面白いところ。
統計学があるので、世論調査も容易にできるのである。
母集団と標本については、ここを参照:
https://rstudio-pubs-static.s3.amazonaws.com/11679_adccc810394c42d8b66e5fb2813212e3.html
世論調査の標本数は、2000人ぐらいで良い。
その解説は、次を参照:
http://www.wound-treatment.jp/next/wound225.htm
統計学を知らない人は、多く標本をとれば、正確になると考えています。
統計学を知らない人は、自分の常識で考えてしまう。
しかし、統計学は、自分の浅はかな知識では理解できない分野なので、チャント勉強して欲しい。
この手の話をすると、2人の人を思い出す。
一人は、東大卒の某都銀の次長だった人、
統計学の標本数の知識がなかったので、標本数が少ないのを可笑しいとクレームしてきた。
但し、この人には、統計学の本で回答したら納得された。
もう一人は、ある学校の先生。
向上心がなく、全く聞き耳を持たなかった。
いつまでも、自論で標本数が少ないと言っていた。
「いくつなら良いのか」の質問には、「多いほど良い」としか答えない。
私の質問の「標本数はいくつ」の質問にも答えられない人だった。
多いほど良いは、回答ではない。
際限ない数を調べなければならない。
母集団に近い数を調べろということになる。
統計学は、知っていたら、為になり、実務でも活かされる学問である。
「標本数が多いほど良い」というアホな指摘はしない。