村の老人会・会計係をしているので、今年の清算をしておこうと農協に行きました。そのついでに、きょうの散歩は豊地の「三坂神社」 ⇒ 「悠庵」 ⇒ 「金谷のローソン」(駐車場のそばにあのエノキのある店)にかけての裏道を歩きました。写真は「ジャパン」の駐車場そばに立つムクノキの老木です。大樹の根元には祠(ほこら)が祀(まつ)られています。この樹(き)は樹勢がつよく、夏には葉が繁ってたくさんの実がなります。そばの家の人に樹の話をきいたら、夏にはフクロウがやってきて住みつくそうです。
夏は葉に隠れてわかりませんが、落葉した樹を見ると、枝の張りぶりがとてもいい。どの枝も素直に伸びていません。苦労したように曲がりくねって張っています。
篠山の城跡にあったエノキの老木を思い出しました。篠山のあの樹は、1993年の冬にはじめて見て、その枝ぶりがつよく心に残りました。95年の地震のあと篠山に暮らした2年間、城跡に散歩に行くとよくあの樹のそばに寄り、掌で幹をなでたり寄り掛かったりしたものです。大書院が建って樹が庭に取り込まれ、枯れてしまい、伐採されたのは残念です。
この樹はそんな目にあわないで立っているでしょうね。少なくともぼくの生きてるうちは。