古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『むーな村』は閉村しました。

2018年03月10日 04時09分46秒 | 古希からの田舎暮らし
 2000年にスタートした大豆畑トラストは完全におしまいに。ぼくらが退いたあと長くトラストの世話をした方が来られ、苦労話をききました。

 いまの〈田舎暮らし〉への出発点は1995~97年の篠山暮らしです。篠山にアパートを借りて2年間勤めました。田舎町の景色、音、空気、時間の速度。ぼくはそんな田舎で生まれ、育ちました。篠山暮らしが〈原点回帰〉のはじまりでした。
 そして「現在の田舎暮らし」へと力をこめて背中を押してくれたのは〈大豆畑トラスト〉『むーな村』での体験でした。
 道子さんは「この指とまれ!」と〈言い出し兵衛〉になって、2000年に大豆畑トラストを立ち上げました。60歳を過ぎたぼくは、生まれてはじめて、種を播き/苗を植え/クワや耕運機で耕し/草刈り機で土手の草を刈り/野菜を育て/芋掘りや大豆の脱穀で収穫し/といろんな体験をしました。
 みんなで借りた小屋で、棚や流し台をつけたり、補修したり。インパクトドライバーをはじめて扱い、パワーに感動しました。いまの大工仕事の原点です。
『むーな村』と名付けた我らの大豆畑トラストが、看板をおろして完全に閉村したのです。
 20年近く小屋の入口にかかげた看板の見納めです。

 お世話をされた方、かかわりをもたれた方々、ご苦労さまでした。
 私たちのいまのしあわせは、このトラストのお蔭です。ありがとうございます。
 
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