古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

道子さんは今年も「金胡麻」を作ります。

2022年06月26日 18時57分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 日本では胡麻は絶滅危惧種みたいに言われています。作っている人はほんとに少ない。
 三木の近郷で作っていた人も、作るのをやめたようです。三木に引っ越してきた頃は、西中の菜園/東条・とどろき温泉の裏/で胡麻を作っている人を見かけました。しかしここ数年、胡麻を見かけることがなくなりました。西脇に胡麻を作っている人があるそうです。西脇は「日本のへそ」になるそうで、「へそ胡麻」というふれこみです。あまり飛びつくような話でありませんけど。「へそのゴマ」というのはほんとは「垢」ですし。
 道子さんは今年も金胡麻を一うね播きました。ところが毎日水やりしますが、芽が出ない。おかしい。とうとう「今年は胡麻を作るのをやめようか」と言い出しました。「大豆畑トラスト」の頃から、もう20年、必ず毎年作っていたのに。
 美嚢園芸で話したら「ポット播きにしてみたらどうですか」と言われました。早速ポットに胡麻を播いて水やりをしました。このポットは紙ですからこのまま畑の土に埋めて育てます。
 すると、写真のように、芽が出てきました。

 播いた金胡麻は一粒残らず芽が出ているように見えます。これで大丈夫。道子さんは、今年も金胡麻を作ります。よかった。
 朝、5時に起きて「昨日植えた大豆は大丈夫か」と畑に行ってみました。179本の苗がしっかり立っています。安心して、いつものスワイショウ/仏さん(仏壇)にお参り/瞑想/朝食。
 裏山で仕事をしていたら、昼前に道子さんが「植えた大豆がしおれてるよ」と言います。暑さでぐったりしてるんだ。急いで水やりをしました。夕方黒豆の苗を39本植えました。しっかり水をやったけど、明日の昼はまた水やりが必要でしょうね。
 外仕事をすると、汗が吹き出します。暑い。
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「軍部中枢の内幕」が暴露されています。

2022年06月26日 03時34分56秒 | 古希からの田舎暮らし
 いま読んでいる『満州国演義』第九巻では、陸軍中枢部の内幕が暴露されています。フィリピンから台湾に逃亡した富永恭次第四航空司令官をさんざんこきおろしています。引用します。


「(特攻はひどいから)何とか第四航空軍の特攻作戦を中止するように大本営陸軍部に働きかけてもらいたいと頼むつもりでした」
「第四航空軍はもう特攻作戦はできませんよ」
「どういう意味ですか、それは?」 / 「逃亡しました」 / 「だれがです?」 / 「富永恭次第四空軍司令官」 / 「何ですって?」 / 「もうじき米軍の陸上部隊がリンガエン湾に上陸し、マニラに向かって来ます。それで、昨日マニラのエチャゲ南飛行場を飛び立って台湾に向かった」 / 「て、敵前逃亡ですか」 / 「そういうことになるらしいですね、藤岡主任の話では」 / 「特攻隊員たちに『最後の一戦で本官も特攻する』と操縦桿を握ったこともないくせに叱咤激励してたあの司令官が、敵前逃亡ですって?」  ……   「第四航空軍の残存部隊はルソン北東部に後退した第14方面軍に吸収されたそうだ。富永司令官は台北に着き、台北到着の申告を行おうとしたが、それすら拒否された。それだけじゃない。台湾軍管区の一兵卒にも敬礼されなかったと聞いている」
「軍法会議はいつ開かれるだろう?」
「おそらく開かれない。インパール作戦で抗命罪を犯した列兵団の佐藤幸徳中将が軍法会議を要求して、牟田口廉也中将のあまりにもでたらめな作戦立案を告発すると息巻いたのに手を焼き、大本営は結局精神異常というかたちで予備役に追いやった。佐藤中将と富永中将とはまったく事情がちがう。正反対だと言ってもいい。佐藤中将は部下たちをむざむざ餓死や病死させることを避けるために抗命した。しかし、富永中将は無数の部下を特攻隊として死なせておいて、いざ米軍がマニラに迫るとじぶんだけはさっさと台湾に逃亡したんだ。どんな言いわけもできない。それでも軍法会議を開けば、陸軍内部の矛盾が明らかになる。 ……  結局は軍法会議は開かれず、陸軍刑法違反はうやむやにされて富永中将は予備役にまわされることになるだろう」
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