古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

松岡圭祐『ウクライナにいたら戦争が始まった』

2023年01月10日 20時51分39秒 | 古希からの田舎暮らし
 小説家・松岡圭祐の新刊『ウクライナにいたら戦争が始まった』という本を図書館で借りました。「この作家の小説は、若い人が好んで読むのかな」といままでは通り過ぎていました。このたびは本の題名に引かれたのです。
 読みはじめたらグイグイ引き込まれました。怖くなりました。
「あの戦争体験を風化させてはいけない。〈戦争のこわさ〉を〈あの戦争の語り部〉に腰をすえて聞こう」といいますが、いくらひどい戦争の話でも「78年前のことは78年前のこと」です。ウクライナの戦争は「いまのこと」です。
 父親の仕事で、日本の家族(父/母/高校生の女の子/中学生の女の子)がウクライナに行く。戦争がはじまり、逃げまどう。高校生の女の子が一人称で語っています。ふつうの市民が戦争に巻き込まれる。それは、こういうことなんだ。
 戦争のこわさが、つよく伝わります。

 道子さんが見つけて「ブログに書いてよ」といいます。
 笹の花が咲きました。笹の花は60年に一度咲くそうです。ぼくも見たことはありません。「これが花?」と思うような地味な花です。この花が咲くと「なにか起こる」といわれるとか。
 そうでなくても、お年寄りは、おたがい、気をつけて歩きましょうね。
コメント (1)
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