古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

懸案事項処理の一日でした。

2015年06月10日 03時35分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑仕事が山積しているのですが、雨のあとで畝間に水がたまっています。こんなときは畑に行く気になりません。
 テレビのショップチャンネルを見てたら、エアコンの洗浄スプレーを紹介していました。「洗浄した液はドレンパイプで外に排出される」と実演しています。「洗浄するにはブルーシートでエアコン下の壁や床をおおわなければ」と気が重かったのですがこれなら簡単。数年まえに買ったエアコン洗浄スプレーを探して、4台のエアコンをきれいにしました。
 野菜がたくさん採れたときは冷凍保存するので、パントリーには冷凍庫を置いています。霜取りが自動でないので3センチくらい氷がこびりついたままです。「冷凍庫の氷を剥がそう」とずっと思って月日だけが過ぎていました。きのうは「冷凍庫の氷剥がし」も思いつき、奮闘しました。放っておいても氷はとけますが、ガサッと大きな塊りが剥がれるのが気持ちいい。洗面台に山盛りになるほど氷が剥がれました。
 午後は昼寝のあと裏山の芝生に目土を撒きました。
 雨の前に思い立って2時間ほど芝生をスパイキングして、鶏糞を撒いていました。ちょうど雨で鶏糞が地面になじんだところです。その上に「芝生の目土」を3俵撒きました。数か月放置してた鶏糞や目土がなくなって、ホッとしました。
 そのあとコタツ布団やカーペットを切りました。
                      
 長い材木に固定して幅50センチにカッターで切るのです。それを写真のように畝間に敷きます。ぬかるみや草を防ぐために。いままで草は抜いたり刈ったりしていましたが、大変な作業でした。畝間に敷いておけば多少草抜きがらくになります。
 ここはウッドデッキ前の花畑で、道子さんが一手に管理しています。山・畑・家事・と仕事がいっぱいあって花畑になかなか手がまわりません。(特に今年山に池を掘ってからは)できるだけ省力化します。
 というような懸案事項処理の一日でした。
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山芋は「高い高い!」でなく「門構え」で。

2015年06月09日 03時00分39秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 植えるのが遅れましたが今年も山芋をひと畝つくります。写真は笹竹を立てて芽を出したツルを誘導しているところです。
                         
 山芋は芽を出すのが遅く、あきらめかけた頃にやっと出てきます。その頃には草がいっぱい生えて、どれが芽かわからなくなります。
 そこで植えたときに目印に笹竹を立てます。気の早いツルはもう笹の上まで到着していますが、まだ芽が出ていない種芋も。数年前には4メートル超の竹を立てて山芋に「高い高い!」をしてあげたこともありますが、意味のないことなのでいまは「門構え」型に誘導します。いまの支えの横棒(竹)の80センチ上にもう一本横竹を渡して、笹の上まで行ったら横竹に添うように伸びてもらいます。
 今年は長芋専用のパイプも買いました。『クレバーパイプ』と賢そうな名前がついています。これに真砂土を入れて長芋の種芋を入れるそうです。道子さんはマニュアルをしっかり読んで4本植えました。1メートル超の長芋ができたらうれしいな。
 栗の木に、踏み潰すのをためらうほど大きな毛虫がついています。BBQの日はたき火で火葬にしましたが、きのうはツルハシで穴を掘って埋めました。『クスサン』という名前の白っぽい毛虫で、栗の花より太いですが姿は似てます。一種の擬態でしょうか。
 このクスサン、又の名を『シラガタロウ』/『シラガジジイ』というそうです。ネットで検索してわかりました。
 そういえばネットは便利ですね。裏山でよく鳴く鳥を最近検索してみたら『ホトトギス』とわかりました。どんなふうに検索したかというと「トッキョキョカキョクと鳴く野鳥」を < you tube > に入れてみたのです。
「いい時代に生きてるな」と思います。
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裏山林間BBQでにぎわいました。

2015年06月08日 02時48分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 日曜日のお昼は『裏山林間BBQ』でにぎわいました。
 晴れていても太陽が真上にくる昼には、裏山デッキはコナラ・クヌギの木陰になります。お昼頃にはうす曇りになり、やぶ蚊はまだ出動していないし、お客さんにも気持のいいBBQだったようです。
 写真で見ると10人がイスにすわると手狭な感じです。作るとき <3メートル×3メートル> にするか <4メートル×4メートル> にするか考えましたが、自分の体力を考えて狭いほうにしました。9センチ角・4メートルの柱を自分一人で取りまわすのは無理だと思いましたし。ここに移住した9年前だったら4メートルのデッキにしたでしょう。60代と70代は体力も思考もちがいます。
「お客さんにアライグマも見てもらおう」と畑の檻に新しい和菓子やドーナツを仕掛けておいたのですが、捕まりませんでした。小動物が齧ったあとがあります。多分ネズミでしょう。カラスなら全部食べてしまうし、それにイチゴのネットに入ったりはしません。
 道子さんは「今回はこっちの完敗よ。もうイチゴはおしまいだし」といいますが、まだエサが残ってるからもう少し粘ってみます。それに一匹は捕まえないと気分がおさまりません。そのうち忘れるでしょうがまだ……。
 今年は畑の仕事が遅れ気味です。黒豆の苗床がまだできてないし、田植え月の土手の草刈りがまわりの田んぼにおくれをとってるし、大豆の畝が仕上がってないし、道子さんのゴマ播きも遅れてるし。
 どうしても気持ちが山に向いてしまい、畑がおろそかになりそうです。
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『六条大麦』を収穫しました。

2015年06月07日 00時50分58秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 去年の秋に播いた六条大麦が「刈りどき」=「麦秋」です。放置して畑に粒が落ちるとまた発芽して大きな株になってしまい、後の作物が困ります。
                    
 写真の白っぽい畝が六条大麦で、イチゴネットのすぐ横です。きのうはこの六条大麦を刈りました。「刈る・干す・脱穀する」といってもわずかな量です。ハサミで穂先だけ摘んでいきました。麦わらは草刈り機でなぎ倒し、スイカの下に敷きます。穂先はシートに広げて干し、踏んで篩(ふるい)にかけます。原始時代の収穫です。
 ひとつ反省。去年は12月中旬に播き、年内に発芽せず、冬の麦踏みもできませんでした。今年つくるとしたら11月中旬までに播きます。ただ麦茶用の大麦は焙煎が面倒で、まだ去年のも余っています。『チクチク』(穂先のヒゲ)は発芽したばかりの胡麻の苗のまわりに撒いて、夜盗虫・根切り虫撃退にある程度有効です。しかし来年も麦をつくるかは思案中です。
                    
 人参の花が咲きました。「孫の大志くんに見せてやろう」とおばあさんが畑に人参を残していました。
 このうるわしき婆性愛。
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我が家の「お気に入りスポット」の一つになりました。

2015年06月06日 03時22分54秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                       
 裏山の見える部屋の窓辺に、縁台風につくった台は道子さんの「お気に入りスポット」になりました。薄い畳を敷き、少し残してある蔵書の戸棚、CDプレイヤー、有り合わせの座椅子を置いて、座った姿勢で音楽を聴きながら裏山を眺める。

 ひとはみな、「この景色、いいなー」と自分の中の何かが反応するスポットを持っています。
「田舎暮らしをしたい」とこの地に移り住んで9年になりますが、我が家にもいくつかの「お気に入りスポット」があります。
○ ウッドデッキからの眺め …… なだらかな山、田んぼ、ところどころに家。
 9年前の3月、不動産屋さんに案内されて土地を見にきたとき真っ先に魅かれた景色です。真東に田舎の景色がひらけ、日の出/月の出がまたいい。
○ 部屋からの裏山の眺め …… 何の変哲もない低い山ですが「自分の部屋の窓から眺められる」というのは格別です。家が完成して引っ越してきた頃、机に向かい、顔をあげると裏の暗い竹藪が見えるだけでうれしかったです。
○ 裏山の頂上からの眺め …… 山道を登って10メートルちょっと高くなるだけですが、気分が全然ちがうのは不思議です。
嘘だと思ったら来て登ってみてください。どなたでも自由に登れるようになっています。
 
 すみません。自慢するつもりじゃなかったんですけど。
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シンプソン金具でつくりました。

2015年06月05日 04時44分20秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 道子さんは「部屋から裏山を眺める」のがお気に入りで、「窓辺にすわって裏山を見られる縁台みたいなものをつくってほしい」と頼まれていました。ぼくは何か頼まれると ″しばらく″ イメージをあたためます。その「しばらく」は3ヵ月/1年/3年/になることもありますし、3日目に着手することもあります。
 このたびはわりに早く気持ちが動いて、9センチ角の柱3本を買ってきました。
 そしてできたのが写真の台です。
                      
 はじめは、材木を切り、鑿(のみ)と金槌で組立てを考えて加工し、1週間ほど時間をかけるつもりでした。しかしイメージしているうちにめんどうになり、「シンプソン金具」を買ってきてビス止めしました。
 この金具は強度は問題ないのですが、味気ない気がしていままであまり使いませんでした。でも使ってみると楽でした。
 
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 母の爪をつみました。

2015年06月04日 02時12分53秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 大雨で裏山の池はどうなったか。
 行ってみると濁った水があと5センチであふれそうです。循環ポンプのホースを外に流れるようにして、数分で水は減りました。濁りは泥です。ろ過箱を通せばいい。一時間して行ってみたら底が見えるようになっていました。メダカは元気に泳いでいます。生きものを飼うって気になりますね。メダカでも。
                      
 夕方、母の爪をつみました。ウッドデッキに連れ出して、手と足の爪をつんでヤスリで磨き、新聞を見ている図です。
 昨年、一昨年は、5月の誕生日頃に「三木の地に移り住んで 7年 / 8年。100歳 / 101歳になりました。思えば長生きしたものです。 …… 」というようなあいさつハガキをつくり、ひと言自筆で書き加えて出しましたが、今年はやめました。100歳超の老人がどんどん増えている時代です。「長生き」は自慢するほどのことでもありませんし。
 大型活字本を図書館で借りて読んでいましたが、今年は本を見なくなりました。でも新聞を見るのはいまも習性になっています。読んでも読まなくても目が活字にふれているだけで心地よいのでしょう。
 
 
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小芋がセスジスズメの幼虫に食い荒らされてます。

2015年06月03日 01時11分54秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                         
 雨が降らないので、小芋の畝間に水をためて「コイモプール」にしました。小芋のまわりの草を抜いていくとつぎつぎと「セスジスズメ」の幼虫が見つかります。そして写真のように小芋の葉が食い荒らされて筋だけになっています。
 セスジスズメの幼虫は大食漢で、10センチ超の長さ、小指ほどの太さになります。そこまで大きくなった幼虫はまだいませんが、5センチ超はいました。大小30匹以上の幼虫をつまんでは足元に落として潰しました。
 去年は10センチになった幼虫は一匹も見つかりませんでした。アシナガバチが肥料箱の天井に巣をつくって畑の幼虫を捕っていましたし、畑の入口にオオスズメバチが陣取って幼虫を捕っていましたから。今年はまだ蜂が出動していないようです。これからは毎日点検しますが蜂さんも見まわってください。お願いします。

 ところで裏山の池ですが、エアレーションの効果に驚いてます。
「エアポンプといっても室内水槽用だし、池には風呂桶5杯超くらいの水が入ってるし、直径23ミリ・長さ35センチのセラミック筒で空気を吹き込んでも濁りはとれないだろう」と思っていました。ところが2本のセラミック筒で空気を吹き込んだら、なんとひと晩で池の底までくっきり見えるではありませんか。子メダカがいっぱい泳いでいます。メダカがこんなに増えていたとは。
 池の排水切り込みはまだつけていませんが、<エア・ブロー> と <水足し> で夏を乗り切れそうです。
「池は掘ったけど流水も湧き水もなく汚れた水溜りになるか。埋め戻さないといけないかも」と思っていただけにほっとしました。
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雨不足で水やりに時間をとられます。

2015年06月02日 01時35分43秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 田植えの月=6月になりました。トラクターで梳かれた田んぼに水が入ります。大地が空を写し、夜の蛙の合唱が大きくなります。田舎の景色がよみがえり、こころがしっとりしてきます。
 うちの畑は休耕田で溜池の水のパイプが入っていますが、いまは水の出がわるくなっています。水やりに時間がかかりますが仕方ありません。相当な時間を割いて水やりに精を出してます。むかし、こんな雨の降らない年は、水の分配が大変だったでしょうね。
                    
 写真は裏山の花見台下に「電源コンセント」と「エアレーションポンプ」を設置したところです。左の電源は家の裏のコンセントからとりました。電線を通した水道パイプを埋設しています。右はエアレーションポンプです。どちらもプラスチックケースでおおってます。たいした仕事ではありませんが自分ではあれやこれや考えて設置しました。
 こんなふうにいままで体験しなかった仕事を一生懸命工夫しながらやるのは、多少認知症予防になるでしょうかね。
 それにしても使った道具を無意識にパッと置いて、あとで時間をかけて探してまわるのはなんとかしたい。道具やモノの住所をキチンと決めるよう心掛けます。
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池の水の『エアレーション』は効果がありそうです。

2015年06月01日 06時47分59秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 裏山の池は濁りがだんだん濃くなるし「どうしたものか」思案していました。
 二つの方法(水の一部入れ替え / 空気を水に吹き込む)を考えましたが、池のエアレーションにはどんな器材を買えばいいかわかりません。ふた晩あれこれネット検索して『ハイブロー・C 8000』というエアポンプを見つけました。室内水槽用ですが大き目で強力です。アマゾンに朝注文したら夕方には届きました。早速きのうの夕方セラミックの「吹き出し筒」をつけてひと晩空気を送ってみました。今朝のぞいてみたら池の底が見えます。
 自作のろ過箱ではどうしようもなかったのにひと晩で。30センチのセラミックの筒をもう一本つないで、強力なエアレーションで浄化します。
 土曜日から日曜日にひと雨期待しましたが空振りでした。水やりに時間をとられます。
 ここはやっぱり龍神さまのお力にすがるしかないか。
 
 お向かいに訪問看護ステーションができたことには、このブログでも何度か触れてきました。これからますます重要になる施設です。この施設を立ち上げ、「ゆきとどく看護」を目指しておられた看護師の理事長さんが亡くなられ、きのう葬儀がありました。ぼくより10歳超若く、これから花を咲かせる人なのに。
 本人の意志で、まわりには重篤であることを伏せ、立派に「自宅での看取り」を貫かれました。
 100歳超の母も、私たちも、お向かいに訪問看護ステーションができたから、病院で死ぬのでなく自宅で死のう、と思っています。
 病院というところはいくら高齢の人でも入院した人は患者であり、何か施術をするところです。体温を計るとか点滴するとか。
 私たちは必ず死にます。その死を、どこで、どのように、迎えるか。   また考えます。
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