久々に気が向いたので、モビルスーツ論の二回目を(一回目はコチラ)。
前回はガンダムMk-Ⅱを取り上げました。今回取り上げるのはMS-06R 高機動型ザクⅡ。昨日、GジェネFでセンチネルのシナリオをプレイしたので、SとかEx-S、ゼクアインに走ろうかとも思いましたが、まぁガンダムはねぇ・・・・。
これは79年放送のファーストガンダムが打ち切られた後、ガンプラブームが起きた頃に出てきたMSです。したがって、映像化はされていないと思われます。全ての設定やデザインが、模型で展開されていったものであります。ちょうど、ジョニー・ライデン専用高機動型ザクⅡが出たのが最初のはずです(生まれてなかったからよくは知らない)。このジョニー・ライデン、MSVの中にしか登場しないにも関わらず大変な人気となり、「Ζガンダム」放映前は「Ζの主役はジョニーライデンか?」とまで言われていたらしいです。
あと、ガンプラの中で恐らく最大のスケールを誇っているのもこの高機動型ザクⅡ(大きさはデンドロビウムに負けてるかな?)。シリーズ唯一であろう1/30スケールが発売されています。昔通っていた模型店には新品で置いてありました。価格は1万円、発泡スチロールですが(「プラ」じゃない・・・)。
この高機動型ザクⅡ、位置的にはザクⅡF型の後釜になる予定でした。が、宇宙用量産機のトライアウトでリックドムに負けてしまい、歴史の表舞台には出ませんでした。名機・ザクを出したジオニック社が新参のツィマッド社に負けたんですね(Gの世界にはこういう軍需産業の対決なんかも色々あります)。ただ、量産されたリックドムは第13独立部隊(ホワイトベース)に3分で12機も沈められるという汚点を残してしまいましたが。
余談ではありますが、その後にツィマッドが出したギャンはジオニックのゲルググに負けました。しかし、こちらはマ大佐(マ・クベね)の機体が映像化されました。
ちょいと話が逸れましたが、決して歴史の表舞台に立つことはなかった高機動型ザクⅡ、通称06Rはなぜか根強い人気を誇っています。まぁ、私も魅了された一人ですが。それは何故か? 理由はいくつか考えられます。
まず、「名だたるエースパイロットが搭乗した」ということが挙げられるでしょう(ここを参照)。以前紹介しましたが、一年戦争におけるジオン公国の撃墜ランキング1位から7位まで名を連ねているパイロットは、皆例外なくこの06Rに乗っているわけです。
1位:ブレニフ・オグス MS193機、艦船8隻 パーソナルカラー(PC)=なし
2位:ノルディット・バウアー MS191機、艦船4隻 PC=不明
3位:ジョニー・ライデン MS185機、艦船6隻 PC=赤と黒
4位:エリック・マンスフィールド MS156機、艦船3隻 PC=グレー
5位:シン・マツナガ MS141機、艦船6隻 PC=白
6位:キャピー・ハザード MS138機、艦船2隻 PC=黒と茶
7位:ロバート・ギリアム MS115機、艦船6隻 PC=青とベージュ
と、ここまでの皆さんは例外なく06R-1(A含む)、もしくは06R-2に乗っているわけです(撃墜数の全てを06Rで落としたわけではないですが)。その他にも「黒い三連星」やマサヤ・ナカガワ、エリオット・レム、そしてドズル・ザビなども名を連ねています(この辺が分かる方はかなりのガンダム通ですね)。ここに数人が顔つきで掲載されています。また、これらの皆さんは大体がア・バオア・クーまで残り、ゲルググに搭乗しています。残念ながら、アナベル・ガトーなどの機体は確認されておりません。赤好きのおっさんも未確認です(ルウムで5隻落としたのに、その後転落しまくり)。ゲルググの開発に、この「エースパイロット+06R」が集めたデータというのはかなり役立っているはずです。
なぜ、ここまでエースに配備されているのか? それが2つめの理由、「性能」であると思われます。これは前述のガンダムMk-Ⅱとは対を成すもので。「誰にでも扱える」のではなく、「ある程度の技量を持った者には満足のいく」ものだったのでしょう。ウィキにも載っています。それゆえ、量産機には向かず、リックドムのその地位を奪われたわけです。しかし、エースパイロットの間では好評だったらしく、「連邦の船を落とすより、06Rを入手する方が難しい」とまで言われていたらしいです。そんな人たちが使い、しかも宇宙用に特化していたわけですから、「ザクの皮を被ったゲルググ」と表されるのも至極当然のことと言えます。誰だ、「ジオンに兵なし」なんて言ってたのは?
3つめの理由としては、「武装が豊富」ということも言えるのではないでしょうか? ザクⅡの基本装備であるマシンガン、ヒートホーク、バズーカは当然。ドム用のバズーカ、ヒートソードなどを装備した機体もあるようです。また、ジオンで初めてビームライフルを標準装備したのがゲルググ、その実験としてビームライフルを装備した機体も確認されています。ちょうど、ザクからゲルググへの橋渡しが行われているわけです。
以上のポイントが06Rの特徴である、他のザクとは一味違う部分と言えるでしょう。事実、ガンプラでもドムよりバリエーションは豊富ですし。まぁどう言おうが、「負けた」機体であることに変わりはありませんが。ですが、ザクというのは、「オラザク」に代表されるように「ザク好きの数だけバリエーションがある」というのが最大の魅力であると思われます。さてさて、次はまた気が向いたら書きます。よろしければ楽しみにしていてください。
最後に、なぜ06Rを取り上げたかと言いますと、ガンダム占い(解説が切れてた)で、私は「高機動型ザク」に当たるからです。ガンタンクとかザク強行偵察型、それから水中系じゃなくて良かったと思います、ホント。
前回はガンダムMk-Ⅱを取り上げました。今回取り上げるのはMS-06R 高機動型ザクⅡ。昨日、GジェネFでセンチネルのシナリオをプレイしたので、SとかEx-S、ゼクアインに走ろうかとも思いましたが、まぁガンダムはねぇ・・・・。
これは79年放送のファーストガンダムが打ち切られた後、ガンプラブームが起きた頃に出てきたMSです。したがって、映像化はされていないと思われます。全ての設定やデザインが、模型で展開されていったものであります。ちょうど、ジョニー・ライデン専用高機動型ザクⅡが出たのが最初のはずです(生まれてなかったからよくは知らない)。このジョニー・ライデン、MSVの中にしか登場しないにも関わらず大変な人気となり、「Ζガンダム」放映前は「Ζの主役はジョニーライデンか?」とまで言われていたらしいです。
あと、ガンプラの中で恐らく最大のスケールを誇っているのもこの高機動型ザクⅡ(大きさはデンドロビウムに負けてるかな?)。シリーズ唯一であろう1/30スケールが発売されています。昔通っていた模型店には新品で置いてありました。価格は1万円、発泡スチロールですが(「プラ」じゃない・・・)。
この高機動型ザクⅡ、位置的にはザクⅡF型の後釜になる予定でした。が、宇宙用量産機のトライアウトでリックドムに負けてしまい、歴史の表舞台には出ませんでした。名機・ザクを出したジオニック社が新参のツィマッド社に負けたんですね(Gの世界にはこういう軍需産業の対決なんかも色々あります)。ただ、量産されたリックドムは第13独立部隊(ホワイトベース)に3分で12機も沈められるという汚点を残してしまいましたが。
余談ではありますが、その後にツィマッドが出したギャンはジオニックのゲルググに負けました。しかし、こちらはマ大佐(マ・クベね)の機体が映像化されました。
ちょいと話が逸れましたが、決して歴史の表舞台に立つことはなかった高機動型ザクⅡ、通称06Rはなぜか根強い人気を誇っています。まぁ、私も魅了された一人ですが。それは何故か? 理由はいくつか考えられます。
まず、「名だたるエースパイロットが搭乗した」ということが挙げられるでしょう(ここを参照)。以前紹介しましたが、一年戦争におけるジオン公国の撃墜ランキング1位から7位まで名を連ねているパイロットは、皆例外なくこの06Rに乗っているわけです。
1位:ブレニフ・オグス MS193機、艦船8隻 パーソナルカラー(PC)=なし
2位:ノルディット・バウアー MS191機、艦船4隻 PC=不明
3位:ジョニー・ライデン MS185機、艦船6隻 PC=赤と黒
4位:エリック・マンスフィールド MS156機、艦船3隻 PC=グレー
5位:シン・マツナガ MS141機、艦船6隻 PC=白
6位:キャピー・ハザード MS138機、艦船2隻 PC=黒と茶
7位:ロバート・ギリアム MS115機、艦船6隻 PC=青とベージュ
と、ここまでの皆さんは例外なく06R-1(A含む)、もしくは06R-2に乗っているわけです(撃墜数の全てを06Rで落としたわけではないですが)。その他にも「黒い三連星」やマサヤ・ナカガワ、エリオット・レム、そしてドズル・ザビなども名を連ねています(この辺が分かる方はかなりのガンダム通ですね)。ここに数人が顔つきで掲載されています。また、これらの皆さんは大体がア・バオア・クーまで残り、ゲルググに搭乗しています。残念ながら、アナベル・ガトーなどの機体は確認されておりません。赤好きのおっさんも未確認です(ルウムで5隻落としたのに、その後転落しまくり)。ゲルググの開発に、この「エースパイロット+06R」が集めたデータというのはかなり役立っているはずです。
なぜ、ここまでエースに配備されているのか? それが2つめの理由、「性能」であると思われます。これは前述のガンダムMk-Ⅱとは対を成すもので。「誰にでも扱える」のではなく、「ある程度の技量を持った者には満足のいく」ものだったのでしょう。ウィキにも載っています。それゆえ、量産機には向かず、リックドムのその地位を奪われたわけです。しかし、エースパイロットの間では好評だったらしく、「連邦の船を落とすより、06Rを入手する方が難しい」とまで言われていたらしいです。そんな人たちが使い、しかも宇宙用に特化していたわけですから、「ザクの皮を被ったゲルググ」と表されるのも至極当然のことと言えます。誰だ、「ジオンに兵なし」なんて言ってたのは?
3つめの理由としては、「武装が豊富」ということも言えるのではないでしょうか? ザクⅡの基本装備であるマシンガン、ヒートホーク、バズーカは当然。ドム用のバズーカ、ヒートソードなどを装備した機体もあるようです。また、ジオンで初めてビームライフルを標準装備したのがゲルググ、その実験としてビームライフルを装備した機体も確認されています。ちょうど、ザクからゲルググへの橋渡しが行われているわけです。
以上のポイントが06Rの特徴である、他のザクとは一味違う部分と言えるでしょう。事実、ガンプラでもドムよりバリエーションは豊富ですし。まぁどう言おうが、「負けた」機体であることに変わりはありませんが。ですが、ザクというのは、「オラザク」に代表されるように「ザク好きの数だけバリエーションがある」というのが最大の魅力であると思われます。さてさて、次はまた気が向いたら書きます。よろしければ楽しみにしていてください。
最後に、なぜ06Rを取り上げたかと言いますと、ガンダム占い(解説が切れてた)で、私は「高機動型ザク」に当たるからです。ガンタンクとかザク強行偵察型、それから水中系じゃなくて良かったと思います、ホント。