リスニング不具合、構わず続行5件…センター試験 (読売新聞) - goo ニュース
さてさて、今年からセンター試験に導入されたリスニングテスト、色んなところで問題が浮上しましたね。語学をやってるもの(外語学部の学生です)としては、だいたい予想してた通りでした。
昔から言われてますが、日本の英語教育の大半はどっから見ても褒められたものではありません。「読む」・「書く」・「話す」・「聞く」の4つが機能して、初めて語学は成り立ちます(←大口叩き)。が、どうしても「話す」のと「聞く」のは軽視されてきた歴史があります。「リーディング」と「ライティング」の授業は中学からずっとありましたが、他はあんまりやった記憶がございません。まぁリスニング(
「ヒアリング」とは意味的にかなり違う)はある程度テストでやりますか。あれだけ時間をかけたのに、ほんとにMottainai(ⓒマータイさん)。本来は実生活に一番役に立つであろう教科なのに、モノになりませんよね。某番組から出た「ベラベラブック」が売れてしまったのがそれを如実に表していると思います。正直、あの本を持って海外旅行をする勇気はありません。
話を本題に戻しますと、皆様も経験したことがあるかと思われますが、リスニングは放送設備によってかなり有利か不利かが分かれます。最高なのはヘッドホンが装着できる環境。私が経験した中で最悪なのは、スピーカー容量が小さすぎてノイズが入りまくりな状態でした。
今回は各自にプレーヤーが配備されました。が、TVで見た限り、聴けるようになるまで普通に押したり、長押ししたりと3ステップの操作が必要だとか。その操作法を知らずにミスった受験生もいたそうな。もうね、ボタン一回だけでいいですよ。2回ぐらい流れたら勝手にデータ消去しちまうの。「スパイ大作戦」みたいに。機械が不具合になることも考えて、予備もかなり用意しといたらいいんですよ。どうせ作ってるのは代々木だし、余った分は翌年に利用するつもりなんですから。
私の意見としてはセンターにリスニング導入は賛成です。機械が悪いならいくらでも改善策はあるでしょう。問題なのは、英語教育が悪化していくのと、「聞けない」、「話せない」のに海外に個人で行ったりすることでしょうか。別に文法をカンペキに分かってなくても自分の言いたいことが伝えれればいいんですよ。日本語を話すときも、ほとんどの人はそんなに文法を意識してないでしょうし。昔「freeze(フリーズ:動くな)」と「please(プリーズ:どうぞ)」が分からなくて撃たれてしまった日本人もいましたからね。