老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

650 ; 空蝉 二話

2018-08-03 15:02:18 | 空蝉
空蝉 二話

暑い夏
木陰で蝉は鳴く。
地上に生きる時間は
儚く短い。
それでも蝉は
この世に生きている、と
生命ある限り
鳴き叫けぶ。
再び巡り来ない今日に
私は
力の限り生きる。



859;朝起きたら・・・・

2018-08-03 12:42:22 | 阿呆者

朝起きたら・・・・

カフカの小説だったと思う?

朝起きたら、
巨大な蜘蛛になっていた。

朝起きたら、
妻から「惨めな顔だよ」
と、言われた。
鏡の前に立ち、
我が顔を見ると
自分の顏はなく
他人の顏ではないか、と。

鏡に顔を近づけ、
まじまじと見た。
「これが俺の顏?」
勿論、老けた。
両眼の下は「大きいくまができ」
水泡が溜まった感じであり、
そこを楊枝で刺したら
水が滲みでそうな感じ。

疲れた顔をしてはいけない。
一時間ほど寝た。
体がいくらか軽くなった。
いまから、仕事だ~。