老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

889;生きている

2018-08-14 16:46:03 | 阿呆者

生きている

路傍の
花も草も樹も
生きている

花は
その地で
見事に花を咲かせる

草は
暑い夏には
虫たちにとり日陰の処

樹木は
その地で
歴史をみつめてきた

移動することができない
花、草、樹たちは
その処で
静かに
いまを生きている。

老いても
こうして歩けることに
感謝
生命を慈しむことから
生きる力をいただく。



888;無為過日

2018-08-14 12:18:01 | 空蝉
無為過日

蝉にとり
最初で最後の夏
鳴いている。

夏バテなのだろうか
ただの怠け者なのだろうか
昨夜は拾時間も寝てしまった
朝起きたら身体も心も怠い
無気力 無責任 無関心 の時代を生きてきた
その後 八時から四時間余り爆睡。

お盆なのに
無為過日
やるべきことは山積なのに
何も為すことなく
寝ているだけの日を過ごしてしまった。

蝉の鳴き声だけが聴こえてくる。