1867 家族
予期もせぬ癌は知らぬまに
躰を蝕み、癌はステージ4までに進行していた。
あと残命半年、と告知されひとりの老人
妻と三人の子どもたちは
弱気になった老父の心情を
それぞれの立場で支えている
ひとり暮らしの老いた女性も
ステージ4にあり
入退院を繰り返しながら
化学療法をうけている。
退院しアパートの一室で
ひとりで暮らす彼女。
激痛に襲われても
ひとり、ジッと耐えている。
老い病み
癌は躰のあちこちに転移。
怠さ、痛み、食欲不振などなど
折れそうになる心
家族の絆(愛)というものを
考えさせられた。