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老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

499;上手な介護サービスの活用処方 第29話「認定調査の項目」 〔27〕 短期記憶

2017-10-30 02:52:41 | 上手な介護サービスの活用処方
上手な介護サービスの活用処方 第29話「認定調査の項目」 〔27 
3-4 短期記憶(能力)


ここでいう「短期記憶」とは、面接調査日の調査直前にしていたことについて、認定調査員から質問され、短期記憶の能力を評価する。

1.できる
2.できない

1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう。
2.質問されたことについて正しく回答できない、あるいは、まったく回答できない場合をいう。
  回答の正誤が確認できない場合も含まれる。


上記の質問で確認が難しい場合は、「ペン」、「時計」、「本」を見せて、何があるか復唱をさせ、
これから3つの物を隠し、何がなくなったかを問うので覚えて置くように指示する。
5分以上してからこれらの物のうち2つを提示し、提示されていないものについて答えられたかで「できる」「できない」を選択する


調査当日の昼食で何を食べたかまで答えることはできた。
しかし、家族の話では、日頃は物忘れがひどく、直前のことまで覚えていないことがある、と家族から話があったときは、「できない」を選択する。



3-4の「短期記憶」の調査項目は、家族からの聴き取りによる判断が多い。
勿論の調査直前何をされていたかを問うこともするが、短期記憶があることの事実を具体的に認定調査員に話されることが大切。
一人暮らしの場合は、同居されていない家族が立ち会ったとき、短期記憶のことが把握しにくいときは、
デイサービスのスタッフやヘルパーなどにサービス利用時の短期記憶の有無を聞いておくとよいでしょう。
同じことを何回も聞き直したり、いま話した内容も忘れたり、いま食べたことも忘れたりしていると短期記憶障害があります。


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