老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

沢蟹の脱皮

2024-01-15 21:58:15 | 阿呆者
2006 脱皮


脱皮した沢蟹


抜け殻 腹部

抜け殻 背部

那須町のグッドニュースに行ったとき
道端で小さな沢蟹がジッとしていました。

死んでいるのかな、と思い
wifeが掌に乗せ様子を伺うと
僅か横歩きをした。

そのまま道端に置くの心配だった。
人混みで、踏み潰されてしまうのではないか、と危惧し
自宅に連れ帰った。

虫かご用のプラスチック容器を買い求め
食卓脇のカウンターに置いた。

グッドニュースで出会ったので
名前は「グッド」とつけた。

毎日wifeは水を取り替え
鰹節やご飯粒を与えてきました。

朝、沢蟹が死んだのかな? と不安顔
ネットで調べたら、脱皮の最中にあった。
なかには脱皮が上手くできず死ぬこともある。

それから1時間後、完全に脱皮した沢蟹
死なないで脱皮できた。

沢蟹は脱皮し、成長したのだ。

老いた自分はもう脱皮できそうにもない。
脱皮とは、次のステップへと「昇華」していく。

小さな生命の営みに 感動!
「グッド」君に出遭うことがなければ、今日のような感動場面に遭遇することはなかった。
感謝です。
小さな幸せをいただきました。
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