老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

2021-12-20 20:07:38 | 老いびとの聲
1758 顔


阿武隈にも
雪が降った
寒い朝に
躰が縮む

洗面台に向かい
冷たい水に
目が覚める
頭を上げ鏡を見る

皺が増え肉は垂れ下がり
老けた相貌に
狼狽
鏡に向かい
「お前は誰だ」と呟いた
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