老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1136;生まれ変わって歩き出す

2019-06-01 16:02:58 | 老い楽の詩
生まれ変わって歩き出す

老いを嵩ね 其の日を生きる。
予期せぬ脳卒中や転倒骨折に遭い
トイレに行くもの縺れ足
間に合わず漏らしたこともあった。

記憶のピースが抜け落ち失い 
自分はいったい誰なのか

病を抱え記憶を失っても
精一杯生きている老人。

中島みゆきの『時代』が聴こえてくる
「今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出す」
ブログ1077 時代はめぐる /『時代』の曲が聴けます
倒れた老人たちも 生まれ変わって歩きだす 

過去は忘却  昨日はない 
未来は不確か 明日はない 
今日は存在  今日はある
しかし 今日という日は再び繰り返しはしない

老人が死んだとき 嘆き悲むことより
生きている間(とき)に 
どれだけ老人の聲に耳を傾け
何を為したのか

老い嵩ね始め 感情、思考、行動も鈍くなり
躓き転ぶようになり“足よお前まで衰えたか”と呟く自分

倒れても起き上り 歩き出す



福島県会津地方 “赤べこ”と“起き上がり小法師”
倒れても起き上がる

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