余寒あり 冷温嘘の 原子力
(よかんあり れいおんうその げんしりょく)
13766 【季語】 余寒 【季節】 初春
引き籠もり 三日も続けば 世は春よ
(ひきこもり みっかもつづけば よははるよ)
13767 【季語】 春 【季節】 三春
外よりも 嫁の言葉に 冴え返る
(そとよりも よめのことばに さえかえる)
13768 【季語】 冴え返る 【季節】 初春
寒の晴 風の囁き 温もりも
(かんのはれ かぜのささやき ぬくもりも)
13769 【季語】 寒 【季節】 晩冬
春ひとり 三回転半 及ばざり
(はるひとり さんかいてんはん およばざり)
13770 【季語】 春 【季節】 三春
紅梅や 生まれながらの 友凜と
(こうばいや うまれながらの ともりんと)
13771 【季語】 紅梅 【季節】 初春
くしゃくしゃの 顔にも馴れて 春を待つ
(くしゃくしゃの かおにもなれて はるをまつ)
13772 【季語】 春 【季節】 三春
春の色 五感尽くして まだ見えず
(はるのいろ ごかんつくして まだみえず)
13773 【季語】 春 【季節】 三春