俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬ざるる

2013年12月22日 | 写真教室 写真俳句紹介

冬座敷 雨露加え おもてなし
(ふゆざしき あめつゆくわえ おもてなし)
16338 【季語】 冬 【季節】 三冬


雨上がり いろはもみじに 朱を添えて
(あめあがり いろはもみじに しゅをそえて)
16339 【季語】 いろはもみじ 【季節】 晩秋
いろはもみじ=いろはかえで


冬ざれて 達磨の姿 一休み
(ふゆざれて だるまのすがた ひとやすみ)
16340 【季語】 冬ざるる 【季節】 三冬
写真の書画は、京都妙心寺在。一休禅師の作?


もみじにも 色々ありぬ 人とても
(もみじにも いろいろありぬ ひととても)
16341 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋


冬日射す 厳しさの中 杉立ちぬ
(ふゆびさす きびしさのなか すぎたちぬ)
16342 【季語】 冬日 【季節】 三冬


雨しずく 紅葉閉じ込む 色気あり
(あめしずく もみじとじこむ いろけあり)
16343 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


悴みて 涎かけすら 皺ありて
(かじかみて よだれかけすら しわありて)
16344 【季語】 悴む 【季節】 晩冬


雨霰 吹きても立ちぬ 冬の旅
(あめあられ ふきてもたちぬ ふゆのたび)
16345 【季語】 冬 【季節】 三冬


色づかぬ いろはかえでに 泪露
(いろづかぬ いろはかえでに なみだつゆ)
16346 【季語】 いろはかえで 【季節】 晩秋


極月や 菩薩の彼方 色光り
(ごくげつや ぼさつのかなた いろひかり)
16347 【季語】 極月 【季節】 晩冬
極月=師走=12月


枯園の 一翼担う 手水鉢
(かれそのの いちよくになう ちょうずばち)
16348 【季語】 枯園 【季節】 三冬




コメント
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